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太平寺と龍門の滝の参詣記-歴史と見どころ紹介(栃木県那須烏山市)蛇姫伝説の地

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太平寺の歴史

大平寺の三門

803年(延暦22年)坂上田村麻呂が蝦夷征討の際に戦勝を祈願して一寺を創建して千手観音を安置したのが始まりといわれます。

848年(嘉祥元年)に慈覚大師円仁が再興し、その後、この近辺の領主であった烏山城主那須氏が寺を篤く信仰しました。

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慈覚大師円仁が開山、再興したと伝えられる寺は、関東に209寺、東北に331寺余あるとされる。有名なのが、瀧泉寺(目黒不動)、山形市の立石寺、松島の瑞巌寺、平泉中尊寺、浅草の浅草寺

1585年(天正13年)には、大関高増・那須資晴が千本資俊・隆継父子をこの寺で謀殺した事でも知られます。

江戸時代には烏山に入部した大久保氏の菩提寺となりました。

蛇姫伝説の地

大平寺の本堂

境内には川口松太郎の小説「蛇姫様」のモデルとなった「お六姫」の墓があります。

同小説は1959年(昭和34年)渡辺邦男監督、市川雷蔵主演で映画化されました。

大平寺蛇姫の墓

太平寺の見どころ

仁王門

すぐそばには龍門の滝があります。ここに住む主が仁王門に巻きついたといわれている。

階段下から仁王門を見た写真です。

那須烏山市大平寺三門への階段
龍門の滝周辺図

宗派:天台宗
本尊:千手観音立像

地図

所在地: 〒321-0633 栃木県那須烏山市滝395
電話: 0287-84-0165

龍門の滝の見どころ

龍門の滝

大蛇伝説

那須烏山市内からトンネルを走り、山を越えたところにある大蛇伝説のある滝です。

滝には2つの大穴が開いていて、それぞれ「男釜」「女釜」と呼ばれていました。

昔からそこには主が棲んでいると言われていましたが、誰も見たことがありませんでした。

それを見たいと思った太平寺の和尚が、滝の上の大岩にささ竹を四方に立て、注連縄を張り巡らせ、祭壇を作り、主が現れるよう一心不乱にお祈りしました。

すると、21日目の満願の夕方に、突如天候が変わり、晴れていた空が黒雲に覆われていきました。

そして、男釜の中から大蛇(龍ともいう)が現れ、大平寺の仁王門に巻きついたといわれます。

那珂川の支流の江川にかかる、幅65m、落差20mの滝。その入口に龍門ふるさと民芸館があり、階段を降りていくと滝の方に下ることができる。細かい水飛沫がかかるので、降りる際には注意が必要。滝の中程に女釜・男釜という2つの甌穴があり、大蛇が住んでいたことから名づけられた。

Wikipedia

龍門ふるさと民芸館

龍門の滝近くの民芸館

地図

鉄道:JR東日本烏山線滝駅から徒歩5分