お気に入り 宇江佐真理の「髪結い伊三次捕物余話 第2巻 紫紺のつばめ」を読んだ感想とあらすじ(面白い!) 覚書/感想/コメント伊三次には最初から災難続きである。「紫紺のつばめ」でお文と別れてしまい、「ひで」では幼馴染が...。「菜の花の戦ぐ岸辺」では伊三次をかばいきれなかった不破友之進に愛想を尽かす形で別れる。だが、そうはいっても、お文への思い... 2006.08.14 お気に入り作家あ行
お気に入り 宇江佐真理の「髪結い伊三次捕物余話 第1巻 幻の声」を読んだ感想とあらすじ(面白い!) 捕物余話。この「余話」がミソである。単なる捕物帖ではなく、人情話なども織り交ぜながら話が紡がれていく。最初の三話は登場人物のも兼ね、三人の主人公といってよい構成になっている。 2006.08.14 お気に入り作家あ行
お気に入り 飯嶋和一「始祖鳥記」の感想とあらすじは? "鳥人"といわれた備前屋幸吉の生涯を描いた歴史小説。物語は備前屋幸吉から始まるので、主人公は幸吉と思いがちであるが、中盤は巴屋伊兵衛、福部屋源太郎らが主人公であり、そのほかにも後半には三階屋仁右衛門が重要な人物として登場している。 2006.07.29 お気に入り作家あ行
作家あ行 岩井三四二の「月ノ浦惣庄公事置書」を読んだ感想とあらすじ この小説の室町幕府の管領は細川勝元である。細川勝元は山名宗全と争い、応仁の乱を引き起こした人物である。この後、戦国時代に突入する。つまり、本書は、まさに戦国時代直前の時代である。 2006.06.03 作家あ行
作家あ行 エリス・ピーターズの「修道士カドフェル番外編 修道士カドフェルの出現」を読んだ感想とあらすじ 覚書/感想/コメント本書でカドフェルものは最後である。前作で、シリーズは終了している。本作は、シリーズとは別の短編集であり、題名にあるように、カドフェルが修道士になったいきさつを描いた「ウッドストックへの道」などが納められている。本書を読ん... 2006.05.27 作家あ行
作家あ行 池波正太郎の「池波正太郎の食卓」を読んだ感想とあらすじ 覚書/感想/コメント池波正太郎の通い書生をしていた佐藤隆介が文を担当し、料理をそれぞれ和食を「てんぷら近藤」の近藤文夫、洋食を「たいめいけん」の茂出木雅章が担当し、池波正太郎の食卓を再現するという企画もの。それぞれの料理を一年間のサイクルに... 2006.05.06 作家あ行
作家あ行 池波正太郎の「賊将」を読んだ感想とあらすじ 直木賞受賞直前の作品を集めた短編集。「応仁の乱」は池波正太郎にしては珍しい題材。だが、この当時の作者の意気込みが十分に伝わる作品である。後年の池波作品とは趣が異なるので、興味深い作品でもある。 2006.05.06 作家あ行
作家あ行 池波正太郎の「谷中・首ふり坂」を読んだ感想とあらすじ 覚書/感想/コメント「尊徳雲がくれ」は二宮金次郎を主人公とした短編。「恥」と「へそ五郎騒動」が真田騒動関連。「舞台うらの男」が赤穂浪士関連。「内藤新宿」がエッセー。そして、「看板」が鬼平犯科帳関連である。「恥」と「へそ五郎騒動」は「真田騒動... 2006.05.06 作家あ行
作家あ行 池波正太郎「おせん」の感想とあらすじは? 本短編集に収録されているのは、すべて主人公が女性です。まぁ、一部には牝猫や牝の狐が出てくるので、人間だけではないのですけれども...さて、「烈女切腹」での言葉。「法には道義がふくまれてのうてはなりませぬ。人...人の道義があればこそ...人... 2006.04.29 作家あ行
お気に入り 池波正太郎の「上意討ち」を読んだ感想とあらすじ(面白い!) 剣豪ものが「卜伝最後の旅」、新選組関係が「剣友渡辺曻(のぼり)」「色」「龍尾の剣」。似た主題をあつかっているのが「恋文」「刃傷」です。 2006.04.29 お気に入り作家あ行
作家あ行 池波正太郎の「仇討群像」を読んだ感想とあらすじ 覚書/感想/コメント「群像」の名の付く三部作の一作。「深川猿子橋」の最後のセリフ。「...強いものは、弱いものを馬鹿にしちゃアいけないのだ。偉そうな奴は、弱そうな奴を見くびっちゃアいけないのだよなあ。...」人の恨みを買うということは、つま... 2006.04.22 作家あ行
作家あ行 池波正太郎の「忍者群像」を読んだ感想とあらすじ 「群像」の名の付く三部作の一作。「鬼火」この部分については、「忍びの風」に詳しい。「首」岩根小五郎は「忍者丹波大介」「忍びの女」などに登場する名である。 2006.04.22 作家あ行
作家あ行 池波正太郎の「剣客群像」を読んだ感想とあらすじ 覚書/感想/コメント「群像」の名の付く三部作の一作。「秘伝」諸岡一羽斎の弟子たちを巡る物語。同じ題材で「剣法一羽流」収録の「剣法一羽流」を書いているが、あてている焦点が異なるので、読み比べると面白いだろう。「妙音記」「まんぞくまんぞく」と大... 2006.04.22 作家あ行
作家あ行 池波正太郎の「江戸の暗黒街」を読んだ感想とあらすじ 覚書/感想/コメント池波正太郎作品で、江戸暗黒街の顔・羽沢の嘉兵衛が度々登場する。本人が直接登場する場合もあれば、黒幕として取りざたされる形での登場もある。だが、いずれにしてもよく登場する。また、大坂の顔役・白子の菊右衛門の名も登場する。こ... 2006.04.15 作家あ行
作家あ行 池波正太郎の「あほうがらす」を読んだ感想とあらすじ 覚書/感想/コメント赤穂浪士もの関係が「火消しの殿」「元禄色子」。真田騒動関連が「運の矢」。さて、注目したいのが、「鳥居強右衛門」「つるつる」の二つの短編。「鳥居強右衛門」は「忍びの風」でも大幅にページを割かれて書かれている。「忍びの風」は... 2006.04.15 作家あ行
作家あ行 エリス・ピーターズの「修道士カドフェル第20巻 背教者カドフェル」を読んだ感想とあらすじ 覚書/感想/コメント長編最終巻。カドフェル・シリーズとして完結したわけではない。作者の逝去にともなうシリーズの終了である。作者は次作の構想も練っていたようで、とても残念である。ある意味未完のシリーズなのだが、奇しくも本書はシリーズの大団円と... 2006.04.08 作家あ行
作家あ行 泡坂妻夫の「写楽百面相」を読んだ感想とあらすじ(面白い!) 覚書/感想/コメント江戸時代の美術史の最大の謎。「写楽」とは誰か?登場してわずか十ヶ月で百四十点の作品を残して忽然と美術史上消えてしまった浮世絵師。本書はその写楽の正体を花屋二三を主人公にして暴いていく歴史ミステリー小説。写楽については様々... 2006.03.18 作家あ行
作家あ行 宇江佐真理の「余寒の雪」を読んだ感想とあらすじ 「余寒の雪」は女剣士・知佐を描いている。女剣士といえば、池波正太郎の「剣客商売」に登場する佐々木(秋山)三冬が思い浮かばれる。 2006.03.11 作家あ行
作家あ行 池波正太郎の「まんぞく まんぞく」を読んだ感想とあらすじ 女性剣士を描いた作品です。池波正太郎作品で女性剣士といえば、「剣客商売」の佐々木三冬ですが、時代設定も「剣客商売」と全く同じで、田沼意次が権勢を揮った時代を舞台としています。 2006.03.11 作家あ行