記事内に広告が含まれています。

作家か行

お気に入り

風野真知雄「耳袋秘帖 第1巻 赤鬼奉行根岸肥前」の感想とあらすじは?

「鬼平犯科帳」の長谷川平蔵に、桜吹雪の遠山の金さん、それに水戸黄門の助さん格さんといった家来を加え、「耳袋」の珍談・奇談をからめる。隠し味にピリリと笑いなんかも。これで面白くないはずがありません。時代小説のツボを押さえまくったキャラクター設...
作家か行

海音寺潮五郎の「列藩騒動録」を読んだ感想とあらすじ

各騒動は年代順というわけではない。幕末の騒動から江戸初期の騒動までが散りばめられている。あるべき史実を丹念に追っている史伝である。

作家か行

北原亞以子の「深川澪通り木戸番小屋 第4巻 夜の明けるまで」を読んだ感想とあらすじ

本作では、すべての短編が女性が主人公となっている。もちろん、この主人公に絡んで、笑兵衛とお捨の夫婦が登場するのだが、しつこく絡むというのではない。ほどよい距離を置いて接するのだ。これは、今までのこのシリーズ通りである。
お気に入り

京極夏彦の「嗤う伊右衛門」を読んだ感想とあらすじ(映画の原作)(面白い!)

第二十五回泉鏡花文学賞受賞作品。伝奇や幻想話というのは好きであるが、怪談やホラーというのは苦手である。だから積極的に読む気がしない。映画などに至っては見る気すらない。

作家か行

クリスチャン・ジャックの「太陽の王ラムセス」を読んだ感想とあらすじ

伝説の、いや神話の時代の大河物語といってよいだろう。なにせ、トロイ戦争の時代と同じであり、モーゼの出エジプトの時代と同じなのである。いずれも神話の時代の話である。
作家か行

北方謙三の「三国志の英傑たち」を読んだ感想とあらすじ

「三国志読本」に続く「北方三国志」の副読本。序章で書かれているが、北方謙三の三国志との出会いは高校時代に読んだ吉川英治の三国志だったようだ。
作家か行

北方謙三の「三国志読本」を読んだ感想とあらすじ

「北方三国志」をより楽しむための副読本である。第一章で北方謙三のインタビュー。第二章で小説の舞台背景説明。第三章、第四章はキーワードでの分析や人物紹介。第五章では単行本の付録として制作された「三国志通信」を再録。
作家か行

北方謙三「三国志」(全13巻)のあらすじと感想は?

「北方三国志」と言われる北方謙三による三国志です。「三国志演義」と「正史三国志」をもとに書かれていますが、比重としては「正史三国志」に重きを置いているようです。主要人物の描き方にも特徴があります。この人物描写が「北方三国志」といわれるゆえんでしょう。
作家か行

海音寺潮五郎の「中国英傑伝」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメントいわゆる十八史略ベースにし、春秋戦国時代から前漢成立までを書いた史伝である。惜しむらくは、時系列に話が進んでおらず、書籍化する段で時系列に編集し直せばとても読みやすかったろうにと思う。時系列で行けば、「覇者桓公」から始ま...
作家か行

小松重男の「迷走大将-上杉謙信」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメント上杉謙信の一生を描いた小説。小説部分と史料部分との考証が織り交ぜられており、楽しみ方が増える工夫となっている。史料部分では徹底的に軍記物がインチキであることを様々な証拠を元に例証している。このあたりは面白い。例えば、軍記...
作家か行

海音寺潮五郎の「乱世の英雄」を読んだ感想とあらすじ(面白い!)

覚書/感想/コメントあとがきで荻生徂徠の言葉「いり豆をかじりつつ古今の英雄豪傑を罵倒するは人生最上の快事である」を引用している。もっともこうできるのは荻生徂徠程の学識がなければできないことで、相応の知識や見解を持たなければならない。本書は歴...
作家か行

海音寺潮五郎の「覇者の條件」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメント「争覇と治国」は経営者の参考になるような武将の伝記を書いてくれという注文から書かれたものであり、「平将門とその時代」はNHK大河ドラマ「風と雲と虹と」の原作となる小説「平将門」「海と風と虹と」に関して行われた座談会や談話...
作家か行

海音寺潮五郎の「吉宗と宗春」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメント八代将軍徳川吉宗と尾張藩主徳川宗春との確執を描いた小説。馴染みの大岡越前守忠相が登場するが、主人公は徳川宗春である。徳川吉宗と徳川宗春を対比して海音寺潮五郎は次のように言っている。吉宗は魁偉だが、その英雄らしい相貌の下に...
作家か行

海音寺潮五郎の「寺田屋騒動」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメント幕末維新史を複雑にしたものは大別して二つあるという。一つは孝明天皇の病的なまでの欧米嫌い。もう一つは薩長の反目である。だからこれら二つの問題が解決すると、トントン拍子に事は進んだのである。この薩長の反目の原因として重要な...
作家か行

海音寺潮五郎の「幕末動乱の男たち」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメント本書に収録されている人物で、山岡鉄舟を除くと、いずれも斬死、刑死などで不幸な最期を遂げている。壮絶な時代だったのだ。幕末もの小説を読む前、読んだ後に本書を一読すると、相関関係がすっきりするだろうと思う。作者の最初の意図で...
作家か行

海音寺潮五郎の「戦国風流武士-前田慶次郎」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメント戦国時代を彩る快男児の一人前田慶次郎利太。武勇に優れるばかりでなく、この時代の武人としては珍しいくらいに文学や技芸に通じていた。だが、一方では傾奇者でもあった。こうした慶次郎を海音寺潮五郎は傾奇者とは言わずに「途方もない...
作家か行

海音寺潮五郎の「おどんな日本一」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメント剣聖・上泉伊勢守信綱の高弟の一人、丸目蔵人長恵が主人公の小説。木訥で一途な姿が描かれ、清々しい小説である。丸目蔵人長恵の若い時に、兵法の要領は、身を打捨てて無きものとして、無我夢中に戦うところにあると悟り、自らの流派を「...
作家か行

海音寺潮五郎の「二本の銀杏」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメント幕末に近い時代。本書で重要な登場人物となるのが調所笑左衛門とお国である。上記のあらすじにはほとんど名を乗せていないが、二人がどのような役回りで登場するのかは、本書を読んでのお楽しみということで。調所笑左衛門は薩摩藩の家老...
作家か行

海音寺潮五郎の「日本名城伝」を読んだ感想とあらすじ

城を巡る人物模様を記した本であり、築城史ではない。各城に関しては別題があり、それに即した内容が書かれている。近世の城で実際に戦闘を体験しているのは、大阪城、熊本城、会津若松城、五稜郭しかないが、いずれも力攻めでは落ちなかった。そういう意味で、いずれも難攻不落の名城なのだ。

作家か行

海音寺潮五郎の「悪人列伝4 近代篇」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメント「大槻伝蔵」の絡んだ加賀騒動が全くのデタラメなものであるというのは衝撃的である。権力のある人間が自己弁護のために事実を歪曲して、嘘に嘘を塗り固める様は、げに恐ろしいものがある。「田沼意次」の評判が悪かったのは、収賄、政治...