作家さ行 佐伯泰英の「夏目影二郎始末旅 第7巻 五家狩り」を読んだ感想とあらすじ 覚書/感想/コメントシリーズ第七弾短編が二つに、中編が一つといった構成。最初の短編は、後の桃井道場四代目・桃井春蔵直正となる田中甚助豊秋を登場させるための物語となっている。この田中甚助豊秋と影二郎が今後の物語の中で、絡んでいくことになるのだ... 2007.01.27 作家さ行
作家さ行 佐伯泰英の「夏目影二郎始末旅 第6巻 下忍狩り」を読んだ感想とあらすじ 覚書/感想/コメントシリーズ第六弾前作では結果的に水野忠邦のふぐりを握った影二郎だが、これがこのシリーズにおいてどう影響するのか...それはさておき、唐津から戻ってきて、休む暇もなく、今度は東北へ。それも下北半島の恐山に行くことになる。今回... 2007.01.27 作家さ行
作家さ行 佐伯泰英の「夏目影二郎始末旅 第5巻 百鬼狩り」を読んだ感想とあらすじ 覚書/感想/コメントシリーズ第五弾今回は影二郎が水野忠邦から直々の指図を受ける。二十三年前に忠邦が犯した禍根を断ち切れというのだ。折しも、水野忠邦は老中筆頭になれるかどうかの場面。ここで醜聞をさらけ出して、せっかくの機会を不意にするわけには... 2007.01.25 作家さ行
作家さ行 佐伯泰英の「夏目影二郎始末旅 第4巻 妖怪狩り」を読んだ感想とあらすじ 覚書/感想/コメントシリーズ第四弾天保の改革を進める水野忠邦。この水野忠邦の三羽烏といわれる書物奉行渋川六蔵、金座の後藤三右衛門、目付の鳥居耀蔵の三人。今回、影二郎が「狩る」のは、この三羽烏の中でも妖怪の異名を取った鳥居耀蔵。この鳥居耀蔵は... 2007.01.25 作家さ行
作家さ行 佐伯泰英の「夏目影二郎始末旅 第3巻 破牢狩り」を読んだ感想とあらすじ 覚書/感想/コメントシリーズ第三弾本作の副題は「夏目影二郎始末旅」。本書以後、シリーズはこのサブタイトルが付くことになる。本書の一つの読みどころとしては、真犯人捜しがあげられると思う。伝馬町の牢屋敷を抜け出した六人。五街道で繰り広げられる不... 2007.01.20 作家さ行
作家さ行 佐伯泰英の「夏目影二郎始末旅 第2巻 代官狩り」を読んだ感想とあらすじ 覚書/感想/コメントシリーズ第二弾本作の副題は「夏目影二郎危難旅」前作で、腐敗した八州廻りを粛正し、江戸への帰府が認められ、流罪人名簿からその名が消された夏目影二郎。その話は老中・水野越前守忠邦に伝わり、老中直々に影二郎の赦免手続きがなされ... 2007.01.20 作家さ行
作家さ行 佐伯泰英の「夏目影二郎始末旅 第1巻 八州狩り」を読んだ感想とあらすじ 覚書/感想/コメントシリーズ第一弾浅草弾左衛門から贈られた渋を塗り重ねた一文字笠。内側には梵字で「江戸鳥越住人之許」と書かれている。無紋の着流しに、身には両裾に二十匁(約七十五グラム)の銀玉を縫い込んだ南蛮外衣を纏う。腰には南北朝期の鍛冶法... 2007.01.20 作家さ行
作家さ行 子母澤寛の「父子鷹」を読んだ感想とあらすじ 勝小吉。本当の名を左衛門太郎惟寅。そして、隠居してからは夢酔と名乗る。幕末において異彩を放った政治家・勝海舟の父親である。本書に関連するものとして「おとこ鷹」「勝海舟」がある。 2007.01.08 作家さ行
作家さ行 司馬遼太郎の「街道をゆく 韓のくに紀行」第2巻を読んだ感想とあらすじ 覚書/感想/コメント韓国を旅する。加羅の旅江戸時代における対馬藩は十万石格だった。米がとれないために「格」とされたのだ。これが釜山を発展させることとも関係する。この島主宗家は倭寇を押さえるということで、米をもらっていた。ついには、室町時代に... 2007.01.01 作家さ行
お気に入り 司馬遼太郎の「街道をゆく 長州路ほか」第1巻を読んだ感想とあらすじ(面白い!) 覚書/感想/コメント近江から始まる司馬遼太郎の「街道をゆく」シリーズ湖西の道静岡県の西半分を指す遠江は「遠つ淡海」の縮め語であり、同様に近江とは「近つ淡海」の縮め語である。この場合、遠つ淡海は浜名湖、近つ淡海とは琵琶湖を指す。もっとも、時代... 2007.01.01 お気に入り作家さ行
作家さ行 佐藤賢一の「オクシタニア」を読んだ感想とあらすじ カタリ派の持つ思想がどのようなものだったかは正確に知るすべはないそうである。というのも、カタリ派自体が消滅してしまっており、カタリ派自身による資料がないためである。 2006.12.08 作家さ行
作家さ行 佐藤雅美の「啓順地獄旅」啓順2を読んだ感想とあらすじ 覚書/感想/コメント聖天松の倅を殺したとして、聖天松に追われる啓順。本当は逃げる必要はなくなっているのだが、真犯人が死んでしまったために申し開きが出来ない。好まずと逃げるしかない。今回はそうした啓順に大八木長庵が手をさしのべるところから始ま... 2006.12.04 作家さ行
作家さ行 佐伯泰英の「密命 第15巻 無刀-密命・父子鷹」を読んだ感想とあらすじ 覚書/感想/コメントシリーズ第十五巻。前作で結衣を尾張の魔の手から救い出した惣三郎・清之助父子。そのまま、帰るのかと思いきや、柳生の里へ。当代の剣客が二人も柳生に逗留することになり、門弟達も気合いが入る。そして、近隣の各藩からは指導の誘いが... 2006.12.01 作家さ行
作家さ行 佐伯泰英の「居眠り磐音江戸双紙 第19巻 梅雨ノ蝶」を読んだ感想とあらすじ 覚書/感想/コメントなるほどぉ、そうきたか!坂崎磐音の今後の新たな道が指し示される作品である。(下記の内容紹介では、思いっきりネタばれをしているので、ご注意)今回は佐々木玲圓道場のこけら落としに向かって物語が進んでいく。この佐々木玲圓の佐々... 2006.11.27 作家さ行
作家さ行 佐藤雅美の「八州廻り桑山十兵衛 第4巻 江戸からの恋飛脚」を読んだ感想とあらすじ 覚書/感想/コメント連作短編。東奔西走とはこのことか。よくもまぁ、ここまで各地を廻村するものだと感心してしまう。が、忙しすぎて、読んでいて少し気疲れしてしまう。今回は、桑山十兵衛にも恋の話が巡ってきて、これがどうなるのかが一つの読みどころだ... 2006.08.14 作家さ行
作家さ行 佐伯泰英の「密命 第14巻 遠謀-密命・血の絆」を読んだ感想とあらすじ 覚書/感想/コメントシリーズ第十四巻。今回は末娘の結衣がトラブルの元になる。本人はただただ女役者になりたいという気持ちだけがあるのだが、これにつけ込まれる形で、父・惣三郎、兄・清之助に迷惑をかけることになる。だが、このお陰で、久方ぶりの惣三... 2006.08.03 作家さ行
作家さ行 佐伯泰英の「密命 第13巻 追善-密命・死の舞」を読んだ感想とあらすじ 覚書/感想/コメントシリーズ第十三巻。前作で金杉清之助が高野聖の一統と対決したときに得た尾張藩の年寄石河丹後守恒高が約定した書付。これによって、しっかりと尾張の弱みを握ったのが吉宗。この書付をどう使うかは吉宗しだい。だが、いずれにしても、尾... 2006.08.03 作家さ行
作家さ行 佐伯泰英の「密命 第12巻 乱雲-密命・傀儡剣合わせ鏡」を読んだ感想とあらすじ 覚書/感想/コメントシリーズ第十二巻。新生活が始まる直前の棟方新左衛門にとんでもない災難が降りかかりそうだ。棟方新左衛門と夫婦になる約定をしたという女が現れたのだ。幸いにも、棟方新左衛門は内祝いとして金杉一家に呼ばれて飛鳥山に行っている。こ... 2006.08.03 作家さ行
作家さ行 佐伯泰英の『「密命」読本 小説・若き日の金杉惣三郎「虚けの龍」収録』を読んだ感想とあらすじ 覚書/感想/コメントシリーズ番外編の短編「虚けの龍」が収録。若き日の金杉惣三郎が描かれている。まだ金杉の名を継ぐ前で、あやめとの出会いが描かれている。そして、日下左近という宿命のライバルとの関係も描かれている。こうした番外編は度々あっても良... 2006.08.03 作家さ行
作家さ行 佐伯泰英の「密命 第11巻 残夢-密命・熊野秘法剣」を読んだ感想とあらすじ 覚書/感想/コメントシリーズ第十一巻。今回の敵は、熊野の修験者達。火付けをして、その現場を見た者は必ず殺すという残忍な集団である。そして、紀伊藩下屋敷を火付けする。紀伊藩といえば、吉宗の出身藩。吉宗に対する怨みがあるというのか?そもそも熊野... 2006.08.03 作家さ行