作家さ行 佐藤雅美「半次捕物控 第2巻 揚羽の蝶」の感想とあらすじは? 江戸の岡っ引が、頼まれて参勤交代の人足として遠方に赴いて、さらに複雑な事件に巻き込まれていく物語です。参勤交代の様子が描かれている小説自体が非常に珍しいのではないでしょうか。殿様の食事を担当する料理人がいるばかりでなく、専用のトイレ、つまり... 2004.12.20 作家さ行
お気に入り 佐藤雅美「半次捕物控 第1巻 影帳」の感想とあらすじは? 題名からして、謎かけです。『影帳』とは一体何なのか?最後まで読めば分かるのですが、実ははじめの段階から、それとなく伏線がはられています。読み終えた段階で気が付くのですが、本書の最初から、やたらに博奕に関する事柄が多いです。これは最大のヒント... 2004.12.15 お気に入り作家さ行
お気に入り 佐藤雅美「啓順凶状旅」啓順1の感想とあらすじは? 本書は渡世人による股旅ものです。この渡世人が元医者であるという特殊な設定になっているのが、本書の特徴でしょう。当時の医療の状況がよく分かるように、それぞれ病状のことなる病人が出てきます。啓順は当時の本道といわれる内科専門医であり、薬等の調合... 2004.12.14 お気に入り作家さ行
お気に入り 佐藤雅美「縮尻鏡三郎 第1巻」の感想とあらすじは? 連作短編と考えるべきなのでしょうが、物語の構成が複雑に出来ており、その分読み応えがある本のため、長編として捉えました。一つには「長﨑会所五冊物」を巡る謎が、本書の最初から最後の最後までつきまといます。この「長﨑会所五冊物」に書かれている謎と... 2004.12.13 お気に入り作家さ行
お気に入り 佐藤雅美「手跡指南神山慎吾」の感想とあらすじは? 元筆頭家老の嫡男で、故あって手習塾の師匠をしている神山慎吾。主家の臼隈藩との関わりは無くなったと思っている矢先に、藩の権力闘争に巻き込まれてしまいます。次から次へと変化していく慎吾の周辺の状況。それに戸惑いつつも、一生懸命にしがみついていく... 2004.12.10 お気に入り作家さ行
作家さ行 佐藤雅美「幕末「住友」参謀-広瀬宰平」の感想とあらすじは? 住友中興の祖とされる広瀬宰平の話です。別子銅山を中心として発展した住友にとって別子銅山がなくなることは家業を衰退に導くことになります。しかし、本店の人間と別子銅山の現場の人間とに認識の差が生まれます。本店の人間は別子をたたんでこぢんまりと商... 2004.11.13 作家さ行
作家さ行 佐藤雅美「調所笑左衛門-薩摩藩経済官僚」の感想とあらすじは? 幕末にも近い時代。薩摩藩は会社で言えば事実上倒産していた。会社更生法でもあれば、申請をしていなければならないほどの死に体だったのだ。その甦らせた男が調所笑左衛門なのである。 2004.11.12 作家さ行
作家さ行 佐藤雅美「田沼意次-主殿の税」の感想とあらすじは? 宝暦十年(一七六〇年)頃からの、およそ四半世紀を一般に田沼時代といいます。収賄政治の権化と見られる田沼意次ですが、その発想するところは、かなりの先見の明の持ち主であったことが分かる内容となっています。幕府が弱体化するのは、金を唸るほど持って... 2004.11.11 作家さ行
お気に入り 塩野七生「黄金のローマ 法王庁殺人事件」の感想とあらすじは? マルコ・ダンドロを主人公とするシリーズ第三弾。舞台はローマへと移ります。ヴェネツィアが緋色で、フィレンツェが銀色、そしてローマは金色と題されたこのシリーズ。言い得て妙と思える程、都市の印象を色でうまく表現していると思います。このシリーズの魅... 2004.11.07 お気に入り作家さ行
お気に入り 塩野七生「銀色のフィレンツェ メディチ家殺人事件」の感想とあらすじは? 今度の舞台はフィレンツェです。マルコの口を通して語られますが、ヴェネツィアとフィレンツェを比較した場合、その政治体制もさることながら、美に対する意識の差が顕著なのも特徴的です。フィレンツェの持つ美に対する意識の高さは、この時代突出していたか... 2004.11.05 お気に入り作家さ行
お気に入り 塩野七生「緋色のヴェネツィア 聖マルコ殺人事件」の感想とあらすじは? ルネサンス歴史絵巻三部作の一作目です。三作を通じて、マルコ・ダンドロとオリンピアが登場します。内容ではオリンピアに触れませんでしたが、重要な登場人物です。このオリンピアが一体何者なのかは本書で確認ください。覚書/感想/コメント本書は、外交サ... 2004.11.02 お気に入り作家さ行
作家さ行 佐藤雅美「幽斎玄旨」の感想とあらすじは? 「樓岸夢一定-蜂須賀小六」と同じく、信長、秀吉に仕えた細川藤孝(幽斎)を主人公にしています。文武両道というのを地でいくような武人です。武の方では、突進する牛の角をつかみ、投げ飛ばしたとの逸話もある持ち主です。一方、文においても、歌道を極め古... 2004.10.30 作家さ行
作家さ行 佐藤雅美「樓岸夢一定-蜂須賀小六」の感想とあらすじは? 信長が権力を拡大するにつれ、その横暴さも増長していく様が小六を通じて丹念に描かれています。横暴さは自身の持つ権力を失うことへの恐れであり、その権力に翻弄されてしまうことへの恐れでもあると感じます。時代は繰り返し、秀吉も権力を握ると猜疑心が強... 2004.10.27 作家さ行
お気に入り 佐藤雅美「槍持ち佐五平の首」の感想とあらすじは? 実際にあった事件を扱った短編集。人間は頑固、見栄、強欲、名誉といった、あらゆる煩悩から解放されない生き物なのでしょうが、この短編集に収められた話は、そうした煩悩がもたらす結果が禄なものではないことを如実に物語っており、面白いです。内容/あら... 2004.10.25 お気に入り作家さ行
作家さ行 佐藤雅美「無法者(アウトロー)」の感想とあらすじは? 八州廻りを題材にしたシリーズ「八州廻り桑山十兵衛」の副読本的に読むと面白いです。八州廻りとは関東取締役出役の通称で、公事方奉行の支配を受けています。江戸の町で考えれば、南北の町奉行に対して、与力・同心がいます。この与力・同心をイメージすれば... 2004.10.19 作家さ行
作家さ行 佐藤雅美「百助嘘八百物語」の感想とあらすじは? 百助と名乗るいかさま師と鳶人足の辰次の迷コンビが繰り広げる、ドタバタいかさま劇。といってしまうと、チンケな感じがしますが、そのいかさまのカラクリや、仕掛け方が見事です。若干コミカルな感じがするのは否めませんが。しかも、佐藤雅美の時代考証の緻... 2004.10.11 作家さ行
お気に入り 佐藤雅美「八州廻り桑山十兵衛 第3巻 劇盗二代目日本左衛門」の感想とあらすじは? 本作も連作短編。いつものように最後まで柱となる話があります。一つは組合村の問題。悪党者を江戸に送るためには小さな村単位では費用がかさみすぎます。この問題を解決するために組合村という構想を十兵衛は組頭の真田九右衛門に提言するのですが、これがど... 2004.10.11 お気に入り作家さ行
お気に入り 佐藤雅美「八州廻り桑山十兵衛 第2巻 殺された道案内」の感想とあらすじは? 今回は木崎と忍を舞台にした連作短編です。木崎では伊勢崎屋源兵衛とそめを巡る話が始まり、本書の最後まで続きます。また、忍では初枝と十兵衛を巡る話が始まり、本書の最後まで続きます。さらには、幕末・北辰一刀流で名をはせた千葉周作を巡る話が本書の最... 2004.10.11 お気に入り作家さ行
お気に入り 佐藤雅美「八州廻り桑山十兵衛 第1巻」の感想とあらすじは? 連作短編となっており、それぞれに独立した話になっていますが、それとは別に桑山十兵衛の娘八重を巡る話が続いています。八州廻りは正月以外は江戸を離れていることが多いため、十月以外の月に生まれる子は、本人の子供でない可能性が高くなります。八重はそ... 2004.10.11 お気に入り作家さ行
作家さ行 重松一義「江戸の犯罪白書」の感想は? 第三章の警察能力から見た江戸の町は興味深いです。町奉行をはじめとして、火付盗賊改方、八州廻りの解説がなされています。それぞれにどう違うのかが解説されており、この解説はかなり面白いです。町奉行の同心や岡っ引きを主人公にした小説は数多くあり、池... 2004.10.10 作家さ行日本史