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作家さ行

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佐藤雅美「恵比寿屋喜兵衛手控え」の感想とあらすじは?

江戸時代の裁判制度のうち、現代の民事裁判に相当する裁判を題材にしている。この民事裁判に相当する訴訟に挑む際、公事宿を根城にして訴訟に挑むことになる。この公事宿の主人が恵比寿屋喜兵衛である。
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佐藤雅美「官僚川路聖謨の生涯」の感想とあらすじは?

「開国 愚直の宰相堀田正睦」と対になるものです。時代は「開国 愚直の宰相堀田正睦」より先んじた所から始まります。激動の時代が幕開け、否応なく幕府は外国の使節との交渉を迫られることになります。この交渉次第によっては、幕府の維新が揺らぐことくら...
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佐藤賢一「二人のガスコン」の感想とあらすじは?

時代は、文豪アレクサンドル・デュマの「三銃士」と「二十年後」の間です。稀代の快男児である「三銃士」主人公シャルル・ダルタニャンと、鼻のシラノ・ドゥ・ベルジュラック。同じ時代に"実在"した快男児二人を、小説で対面させ、果ては二人に冒険をさせて...
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佐藤雅美「開国-愚直の宰相・堀田正睦」の感想とあらすじは?

佐藤雅美の出発点となる作品です。この作品の通貨に関する部分を抜き出して出版されたのが「大君の通貨」です。また「官僚川路聖謨の生涯」は本書と対になるものです。本書が、幕府の実質トップの側からの視点であるのに対して、「官僚川路聖謨の生涯」は官僚...
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佐藤雅美「大君の通貨-幕末「円ドル」戦争」の感想とあらすじは?

徳川幕府の崩壊は、幕末の薩長の活躍があまりにクローズアップされているので、それがために徳川幕府が崩壊したと理解している人も多いと思うが、本書を読めば、半分は自滅したことが分かると思う。
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佐藤賢一「カエサルを撃て」の感想とあらすじは?

ガリア対ローマの構図以外に、青年(ヴェルチンジェトリクス)対中年男(カエサル)の構図を持ち出し、青年の無謀さ清冽さと中年の慎重さ薄汚さを対比させて物語が進みます。この構図は主人公同士に限らず、ガリア側ではヴェルチンジェトリクス対アステル(中...
世界史

佐藤賢一「英仏百年戦争」の感想と要約は?

歴史に造詣の深い作家であるが、それもそのはず、大学院の博士課程まで行っているのだ。だから、学究の徒としての緻密さはもちろん備えた内容になっている。

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白石一郎「海王伝」の感想とあらすじは?

「海狼伝」の続編です。日本を飛び出した黄金丸と乗組員たち。そして、この航海と共に成長していく笛太郎と三郎の二人。さらに今回は牛之助とプラヤーの二人の活躍も目が離せません。日本を飛び出してしまったため、舞台となる範囲が広大になりました。なんと...
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白石一郎「海狼伝」の感想とあらすじは?

九州の西北部を拠点にする松浦衆と瀬戸内海を拠点とする村上衆のそれぞれの海賊のあり方、船の操作から戦略に至るまで、違いが明確に描かれている。
世界史

佐藤賢一「ダルタニャンの生涯-史実の「三銃士」」の感想と内容は?

文豪アレクサンドル・デュマの名作「三銃士」の主人公ダルタニャンは実在の人物でした。そもそもデュマが「ダルタニャン氏の覚え書」という本を種本として、というより(佐藤賢一の表現では)盗作ぎりぎりで書いたのが「三銃士」だったようです。もちろん、「...
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佐藤賢一「赤目のジャック」の感想とあらすじは?

通称「百年戦争」と呼ばれる時代に起きた、フランス中世最大の農民暴動であるジャックリーの乱を題材にしている。佐藤賢一は同じ百年戦争を題材にした小説を他にも書いている。

世界史

塩野七生「ローマ人への20の質問」の感想と内容は?

「ローマ人の物語」を歴史の正面から捉える壮大な小説として考えれば、その裏話的なものを軽く扱った小話にあたるのが本書でしょう。新書ですので、本来は専門的な学問への入門書的な意味合いがあるのかも知れませんが、そんなことは考えずに、雑学的なものを...
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佐藤雅美「物書同心居眠り紋蔵 第5巻 老博奕打ち」の感想とあらすじは?

いつもの紋蔵らしい事件の解決からはじまり、最後はいつものように格好の良くない中年男性で終わります。また、藤木家の様子も、子供達が成長している様子も随所に描かれています。さて、本書の最後の二編。『烈女お久万』で「紋蔵、なかなかやるじゃないか」...
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佐藤雅美「物書同心居眠り紋蔵 第4巻 お尋者」の感想とあらすじは?

紋蔵の興味のわくところ、事件の解決の香りがするらしい、と大竹金吾もようやく思い始めたようで、紋蔵が訪ねる質問には答えるようになってきています。自身の勘所も悪くないのではないかと、紋蔵は思ってきているようにも感じます。そこはそこ、高くなった鼻...
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佐藤雅美「物書同心居眠り紋蔵 第3巻 密約」の感想とあらすじは?

短編集と言うよりは、連作短編です。本書では、紋蔵の父親の死に関して不審な点が浮かび上がってきたところから、その死の真相を突き止めるまでが大きな柱となっています。本書の題「密約」も、最後まで読めば納得のいく題名となっています。さて、この過程で...
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佐藤雅美「物書同心居眠り紋蔵 第2巻 隼小僧異聞」の感想とあらすじは?

佐藤雅美の「物書同心居眠り紋蔵 隼小僧異聞」を紹介します。シリーズの第2作目です。ようやく、紋蔵が活躍しはじめるのが、この巻からです。紋蔵の不思議なツキにいち早く気が付いたのは、捨蔵でした。そのツキは留まるところを知りません。どのようにツキ...
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佐藤雅美「物書同心居眠り紋蔵 第1巻」の感想とあらすじは?

佐藤雅美の「物書同心居眠り紋蔵」を紹介します。シリーズの第1作です。紋蔵の活躍はさほど見られませんが、紋蔵の日頃の暮らしぶりがよく分かる作品です。家族を中心として、慎ましく暮らす紋蔵一家。その一家の娘達も色気づきはじめる年頃になっています。...
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佐藤賢一「ジャガーになった男」の感想とあらすじは?

佐藤賢一の「ジャガーになった男」を紹介します。第6回小説すばる新人賞受賞作です。デビュー作がスペインを舞台にしているのは意外な気がしないでもないです。というのは、後年直木三十五賞受賞するまでの間や、その後しばらくはフランスを舞台にしたものが...
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佐伯泰英の紹介と作品・著書群

平成を代表する時代小説作家・佐伯泰英の作品を紹介しています。密命シリーズ、居眠り磐音 江戸双紙シリーズなど人気シリーズが多いです。

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司馬遼太郎の紹介と作品・著書

歴史小説における司馬遼太郎の評価は不要でしょう。最も偉大な歴史小説作家であり、時代小説作家でした。その芝良太郎の作品を紹介しています。