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作家さ行

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佐伯泰英の「居眠り磐音江戸双紙 第28巻 照葉ノ露」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメントシリーズ第二十八弾いつもとは異なった始まり方に少々驚いた。今回は、仇討ちをメインにした話しから始まる。そして、鵜飼百助宅での事件や、別の所での変死事件など、今回も盛りだくさんの内容となっている。さて、でぶ軍鶏こと重富利次...
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子母澤寛「勝海舟 明治新政」第6巻の感想とあらすじは?

最終巻では明治新政となり、徳川家が駿河七十万石に押し込められ、えらい苦労をする所が描かれている。この前には上野での彰義隊や、榎本武揚ら海軍の脱走などが描かれている。
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子母澤寛「勝海舟 江戸開城」第5巻の感想とあらすじは?

第五巻は、文字通り江戸開城に至までの緊迫した期間を描いている。ひたひたと迫ってくる官軍に対して、勝麟太郎、大久保一翁は江戸を戦火から守るためにどうすればいいのかと智恵を絞る。
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子母澤寛「勝海舟 大政奉還」第4巻の感想とあらすじは?

第四巻は薩長同盟がなってから、大政奉還、鳥羽伏見の戦いを経た所辺りまでが舞台となっている。十五代将軍徳川慶喜が、戦わずして大坂から逃げ帰り、小栗上野介らの主戦論者を廃して、勝麟太郎や大久保一翁といった能吏たちに事後処理を任せる時期である。
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子母澤寛「勝海舟 長州征伐」第3巻の感想とあらすじは?

第三巻では幕末期の最も混乱した京が中心となる。麟太郎も江戸と大坂・京と忙しく行き来をする。神戸には海軍操練所と海軍塾を開き、坂本竜馬を筆頭に海軍養成の施設に力を入れる。だが、時代がそれに傾注させてくれない。
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子母澤寛「勝海舟 咸臨丸渡米」第2巻の感想とあらすじは?

第二巻では咸臨丸での渡米から、幕末の動乱期を描いている。この巻で登場するのが坂本竜馬である。海軍を盛んに説いている勝麟太郎であるが、実は船にはトンと弱い。咸臨丸での渡米中も随分苦しんだらしい。この渡米のときの麟太郎の上司が木村摂津守である。
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子母澤寛「勝海舟 黒船渡来」第1巻の感想とあらすじは?

勝海舟といえば子母澤寛氏であろう。本書は子母澤寛氏の代表作でもあり、勝海舟を書いた決定版ともいえる小説である。文庫で全六冊。勝海舟に限らず、父・小吉のことも描いており、勝父子に関する作品が他にもあるので、あわせて読むことをオススメする。
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佐伯泰英の「密命 第20巻 宣告 密命・雪中行」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメントシリーズ二十弾。佐渡に渡っていた金杉清之助のもとに徳川吉宗主催の上覧大試合の知らせが届いた。その吉宗の上覧大試合まで、本書の終わりであと八ヶ月。春のことである。そして驚くべき事に江戸では父・惣三郎が一人の逸材を見いだして...
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佐伯泰英の「交代寄合伊那衆異聞 第9巻 御暇」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメントシリーズ第九弾。舞台は長崎から江戸へと戻ることになる。長いこと続いたおらん(瀬紫)との戦いにも終止符が打たれ、新たな物語が始まろうとしている。新たな物語はまさに幕末動乱の物語でもある。本書でも語られているが、下田ではアメ...
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佐伯泰英の「鎌倉河岸捕物控 第13巻 独り祝言」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメントシリーズ第十三弾。いよいよ政次としほの祝言である。長屋で小さな頃から犬っころのように育った政次、亮吉、彦四郎にも「放埒な独り者の時代は過ぎ」て新たな生活が始まろうとしている。享和元年弥生三月三日のことである。政次としほが...
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鈴木由紀子の「花に背いて 直江兼続とその妻」を読んだ感想とあらすじ

小説としてはたいして面白くないが、直江兼続とお船の業績を知るのには手頃な本だろう。特に晩年のお船まで描いているのは他にないのではないだろうか。
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司馬遼太郎の「竜馬がゆく」第8巻の感想とあらすじは?

天が、この国の歴史の混乱を収拾するためにこの若者を地上にくだし、その使命がおわったとき惜しげもなく天へ召しかえした。』坂本龍馬と中岡慎太郎が死ぬのは慶応三年十一月十五日である。諸説あるが、司馬遼太郎氏は、刺客を

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司馬遼太郎の「竜馬がゆく」第7巻の感想とあらすじは?

坂本龍馬三十二歳から三十三歳。『このころの竜馬は、もはや、思想家として孤絶の境地に達し始めていた。暮夜ひそかにその手帳に書きしたためている秘密の語録がある。
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司馬遼太郎の「竜馬がゆく」第6巻の感想とあらすじは?

前作が「坂竜飛騰」直前の龍馬の姿である。ここからは龍馬を一匹の竜になぞらえたこの言葉の通り、飛騰することになる。この巻で司馬遼太郎氏が坂本龍馬という若者を書こうと思い立った理由を書いている。

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司馬遼太郎の「竜馬がゆく」第5巻の感想とあらすじは?

坂本龍馬三十歳の元治元年は、全てが長州を中心にまわった。『この時期の長州藩の異常加熱は、浪人志士団の暴発をよび、池田屋ノ変を誘発し、さらに池田屋ノ変はそれに憤激した長州藩の大挙上洛となり、幕府の第一次、第二次長州征伐、竜馬の海援隊の活躍というように関連してゆく。』

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司馬遼太郎の「竜馬がゆく」第4巻の感想とあらすじは?

フランス艦隊にメタメタに敗北した長州がそれまでの意識の変革を迫られる一方で、薩摩藩と会津藩によって京の政界から追われることになる。幕末期に起きた何度かの大きな揺り戻しの一つである。
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司馬遼太郎の「竜馬がゆく」第3巻の感想とあらすじは?

本書の坂本龍馬は二十九歳。勝海舟に出会うことによって、幕末史劇の舞台を一段上ろうとしている。幕末の史劇は清河八郎が幕を開け、坂本龍馬が閉じたといわれる。その坂本龍馬と清河八郎が邂逅する場面が描かれている。

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司馬遼太郎の「竜馬がゆく」第2巻の感想とあらすじは?

坂本龍馬二十四歳から脱藩するまでの二十九歳までを描いている。世の中はアメリカとの通商条約問題に絡んでの開国と攘夷、幕府と朝廷、将軍の後嗣問題と大騒動が持ち上がっている時期である。

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司馬遼太郎の「竜馬がゆく」第1巻の感想とあらすじは?

質・量ともに坂本龍馬伝の最高峰である。坂本龍馬像を決定的なものにし、現在、龍馬を語る上で本書の影響を受けなかったものというのは皆無といってよく、また、坂本龍馬が好きだという人のほぼ全てが何らかの形で影響を受けている作品である。

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白石一郎の「戦鬼たちの海 織田水軍の将・九鬼嘉隆」を読んだ感想とあらすじ

海賊大名の異名もある九鬼嘉隆(くきよしたか)を主人公とする。九鬼嘉隆は織田信長に仕え、豊海秀吉にも仕える。その後、関ヶ原の戦いで九鬼嘉隆は西軍、息子の守隆が東軍にわかれ、西軍に与した嘉隆は自刃する。