作家や・ら・わ行 山本博文「歴史をつかむ技法」の感想と要約は? 山本博文氏は日本近世史、江戸時代を専門としている歴史学者です。中学もしくは高校で、本書のように、歴史全体を俯瞰し、何を押さえ、何を捉えるべきかを教えてから時代別の詳細を教えたほうが良いように思いました。これは何も歴史学などの人文系科目だけで... 2021.07.09 作家や・ら・わ行日本史
作家は行 廣澤隆之監修、ロム・インターナショナル編「日本の古寺101選 宗派別に特長と楽しみ方がわかる!」の要約は? 豊富な写真と図が魅力の1冊です代表的な13宗派を解説しつつ、全国各地の古寺をピックアップしています。いざお寺を訪れても、何を見ればいいのかよくわからないという人が少なくない。雰囲気だけ感じられればいいのかもしれないが、それではあまりに惜しい... 2021.01.04 作家は行作家や・ら・わ行
作家あ行 大塚英志監修、山本忠宏編「まんが訳 酒呑童子絵巻」の要約と感想は? 絵巻を現在のまんがの手法を使って、作り直したもの。従来の絵巻の紹介手法と異なり、見やすいし、読みやすい。紹介されているのは3つの絵巻。「酒呑童子絵巻」「道成寺縁起」「土蜘蛛草子」。「酒呑童子絵巻」「土蜘蛛草子」は「鬼」に関する絵巻である。酒... 2020.08.02 作家あ行作家や・ら・わ行日本史
作家や・ら・わ行 安丸良夫「神々の明治維新―神仏分離と廃仏毀釈―」の要約と感想は? 廃仏毀釈は1,000年以上の年月を経て日常にしみついた宗教観を、ごく一部の者がズタズタに引き裂いた。それゆえに混乱と恐怖を巻き起こしたのは当然だった。廃仏毀釈を、仏教が伝来する前の古代への復古主義としての反動とみることもできるかもしれない。... 2019.10.01 作家や・ら・わ行日本史
作家や・ら・わ行 米澤貴紀「神社の解剖図鑑」の感想は? 著者は日本建築史、建築技術史が専門。建築が専門だけに、神社の建物の解説が優れている。イラスト入りという点も、とても見やすくていい。有名な神社を例にして解説を加えている点もいい。 2016.06.11 作家や・ら・わ行
作家や・ら・わ行 山田風太郎の「柳生忍法帖」を読んだ感想とあらすじ 十兵衛三部作の第1弾。本作品と「魔界転生」「柳生十兵衛死す」で「十兵衛三部作」と言われます。忍法帖という割には、忍者が出てこないのも本書の不思議なところです。 2014.09.22 作家や・ら・わ行
作家や・ら・わ行 山本博文監修の「あなたの知らない栃木県の歴史」を読んだ感想 栃木県の歴史について、全70項目を数名の執筆陣が書き寄せた一冊。監修は山本博文氏だが、項目ごとの文章のレベル感がまちまちで、全体の統一感に欠けている。 2013.08.28 作家や・ら・わ行日本史
作家や・ら・わ行 山田風太郎の「忍法忠臣蔵」を読んだ感想とあらすじ 忠臣蔵を題材にした忍法帖。いかにして赤穂浪士の人数が減っていったのかを史実に沿って、それに忍法を絡めて展開していく。相変わらず、奇想天外でありながら、史実をそれほどゆがめずに進めていく展開能力は鬼才の一言に尽きる。 2012.10.15 作家や・ら・わ行
作家や・ら・わ行 山田風太郎の「甲賀忍法帖」を読んだ感想とあらすじ 甲賀と伊賀の四百年にわたる宿命の対決が、二人の男女によって終焉を迎えようとしていたまさにその時、戒めが解かれ、両者の忍法対決が始まろうとしていました。戒めが解かれたのは、勝った方に賭けたものを三代将軍にすると大御所・家康が決めたからでした…。 2010.03.06 作家や・ら・わ行
作家や・ら・わ行 渡辺房男の「円を創った男 小説・大隈重信」を読んだ感想とあらすじ 覚書/感想/コメント大隈重信の二十九歳から三十三歳までの三年余りの時期を中心に据えて書かれている。この期間に日本の貨幣「円」が誕生した。あとがきでも書かれているように、この慶応四年(一八六八)から明治四年(一八七一)が『日本という国の土台が... 2010.02.11 作家や・ら・わ行
作家や・ら・わ行 リンゼイ・デイヴィス(密偵ファルコ3)「錆色の女神」を読んだ感想とあらすじ 覚書/感想/コメント何で監獄にぶち込まれなきゃならないんだ?監獄から出たと思ったら不動産業界の大物から変な依頼がくるし...。おれは何の因果か知らんが、皇帝ウェスパシアヌスに謀反を起こそうとした連中の説得に駆けずりまわったりと大忙しだった。... 2010.01.23 作家や・ら・わ行
作家や・ら・わ行 リンゼイ・デイヴィス(密偵ファルコ2)「青銅の翳り」を読んだ感想とあらすじ 覚書/感想/コメント前作のまさに続き。銀の仔豚を巡り、皇帝ウェスパシアヌスへの謀反は抑えられたと思われた。だが、謀反の加担した人間たちは素早くローマを離れてしまった。そして、ヘレナ・ユスティナの元亭主アティウス・ペルティナクスの解放奴隷・バ... 2010.01.23 作家や・ら・わ行
お気に入り リンゼイ・デイヴィス(密偵ファルコ1)「白銀の誓い」の感想とあらすじは? 舞台となるのは皇帝がウェスパシアヌスの時代です。この常に「おれ」という一人称で進む物語は、ファルコの自虐的なジョークが方々にちりばめられて、ニヤニヤしながら楽しめます。 2010.01.23 お気に入り作家や・ら・わ行
作家や・ら・わ行 山本博文の「江戸の組織人」を読んだ感想と内容 さまざまな角度から江戸時代の武士組織を見てみようという概説本。こうした概説本は定期的に読み直すのがいいと思う。読むたびに新しい発見があるはずである。 2009.09.19 作家や・ら・わ行日本史
作家や・ら・わ行 米村圭伍の「退屈姫君 第4巻 これでおしまい」を読んだ感想とあらすじ 覚書/感想/コメント「ふわーあ。...ああ、このままでは退屈で死んでしまいそう。何か楽しいことが起きないかしら」いつものように退屈をもてあましているめだか姫。今回は猪鹿蝶シスターズの失踪をきっかけに屋敷の外に飛び出す。そして巻き込まれるのは... 2009.06.06 作家や・ら・わ行
作家や・ら・わ行 米村圭伍の「紀文大尽舞」を読んだ感想とあらすじ 覚書/感想/コメント歴史ミステリー的な小説。紀伊国屋文左衛門にまつわる謎を紐解いていく内に、次第に明らかになっていく紀伊藩の思惑。米村マジック炸裂の作品である。物語はどんでん返しにつぐどんでん返しで、ラストに至ってはまさに大どんでん返しであ... 2009.05.30 作家や・ら・わ行
作家や・ら・わ行 米村圭伍の「真田手毬唄」を読んだ感想とあらすじ 覚書/感想/コメント「影法師夢幻」改題。豊臣秀頼は大坂夏の陣で死んでいなかった!という設定で、百七十年を経た江戸時代に七代目秀頼が蘇る。終盤になり米村圭伍作品ではお馴染みの倉地政之助が登場する。また大蜘蛛仙五郎も登場する。時期的には「面影小... 2009.05.30 作家や・ら・わ行
作家や・ら・わ行 米村圭伍の「退屈姫君 第3巻 恋に燃える」を読んだ感想とあらすじ 覚書/感想/コメント今回の天下の一大事は「恋」。とはいっても、恋に燃えるのはめだか姫ではない。将軍家との将棋対決のために修行に出された榊原拓磨が、ある藩の姫に恋をしてしまった所から騒動が始まる。身分違いの恋を成就させるために、しゃしゃり出て... 2009.05.23 作家や・ら・わ行
作家や・ら・わ行 米村圭伍の「退屈姫君 第2巻 海を渡る」を読んだ感想とあらすじ 覚書/感想/コメント前作「退屈姫君伝」からすぐあと。退屈をもてあましていためだか姫の所にお仙が「めだか、大変だ。天下の一大事だぜ!」と飛び込んできた。めだか姫は「天下の一大事ですって。すてきすてき!」と目を輝かせる。何が天下の一大事なのか?... 2009.05.23 作家や・ら・わ行
作家や・ら・わ行 米村圭伍の「面影小町伝」を読んだ感想とあらすじ 覚書/感想/コメント「錦絵双花伝」改題。「風流冷飯伝」「退屈姫君伝」に続く三部作の最終巻。「風流冷飯伝」と「退屈姫君伝」は宝暦十四年(一七六四)が舞台であり、本書は月日が経って実質的に明和二年(一七六五)から始まっている。前二作の翌年からで... 2009.05.16 作家や・ら・わ行