絶壁の連なるところ
銚子マリーナから遠景で眺めました。
近くまで歩いていくには遠いなぁ・・・。と思うぐらいに絶壁が連なっています。
昔の人は、よくもまぁ、屏風ヶ浦と名付けたものです。
まさに、巨大な屏風が連なっている場所です。
「浦」と地名についているので、以前は入り江のようになっていたのかもしれません。
浸食がすごい場所のため、波の打ち消しブロックを使っています。
これがなければ、毎年1mくらい浸食される場所らしいですので、「浦」があったのかもしれません。
訪れた場所
宿泊旅行なら旅行サイトを利用するのが良いと思います。下記をご参考になさってください。
国指定の名勝及び天然記念物
屏風ヶ浦(びょうぶがうら)は水郷筑波国定公園に属しています。
千葉県銚子市名洗町から旭市上永井の刑部岬まで、高さ40m~50mの海食崖が約10㎞続く断崖絶壁です。
2016年に国指定の名勝及び天然記念物になりました。
地層
屏風ケ浦では、新第三紀鮮新世から第四紀更新世に堆積した犬吠層群に属する名洗層、飯岡層と、香取層、関東ローム層が見られます。
なお、地層を観察できる場所は、銚子マリーナなどに限られています。
波による遭難の危険を伴うためです。
浸食によって崩落した石は、潮流に乗って九十九里浜へと流れて行き、海岸に打ち上げられ、九十九里では飯岡石と呼ばれています。
砂岩質のため土壌が弱いことと、打ち寄せる波の強さもり、有史以来数キロに渡って岸壁は削られています。
鎌倉時代には片岡常春の居城・佐貫城があったと言われますが、遺構は沖にあります。
銚子市との境界付近には、通蓮洞(風蓮洞、との記述もあります)と呼ばれる洞窟もありましたが、現在ではほとんど埋没しています。
場所など
所在地: 〒288-0035 千葉県銚子市名洗地先