青空に映える白亜の灯台
この日は快晴も快晴。真っ青な空でした。
目の前には太平洋。これも青く輝いていなした。
青一色の中、真っ白な灯台がとても映えます。
灯台の下(要するに崖の下)には階段で降りられます。
下から見上げる灯台も良かったです。
ここは快晴の時に来るに限る、と思う場所です。
関東最東端の岬
犬吠埼(いぬぼうさき)は千葉県の銚子市にある岬です。
関東の最東端に位置します。
元旦の初日の出が一番早い場所として知られます。
岬には犬吠埼灯台があり、平成10年に「世界の歴史的灯台100選」に選ばれました。
犬吠埼灯台は1874年(明治7年)に英国人リチャード・ヘンリー・ブラントンの設計により造られた西洋型第一等灯台です。
レンガ造りの建築物としては、高さ31.57mは日本で2番目に高い建築物です。
灯台としては日本で24番目に点灯されました。
犬吠埼一帯は水郷筑波国定公園に含まれます。
沿岸には遊歩道があり、北側には「関東舞子」と呼び親しまれた君ヶ浜(君ヶ浜しおさい公園)があります。
君ヶ浜は日本の渚百選に選ばれています。
高浜虚子、国木田独歩、佐藤春夫などの歌碑、詩碑が建っています。
国指定の天然記念物
犬吠埼の白亜紀浅海堆積物は2002年に国指定の天然記念物になりました。
2007年には日本の地質百選にも選ばれています。
浅海特有の堆積構造や化石などが豊富で、地層の標識的な場所として貴重とのこと。
中生代の三畳紀、ジュラ紀、白亜紀、新生代に至るまでの地層が観察できます。
ただ、残念ながら、現在は観察できる場所には立ち入ることができません。
義経伝説
犬吠埼という地名には諸説あります。
その一つが義経伝説です。
源義経の愛犬「若丸」が岬に置き去りにされ、7日7晩鳴き続けたことから犬吠(犬が吠く)と言われたというのです。
別の説では、かつてアシカ(ニホンアシカ)が繁殖しており、鳴き声が犬に似ていたことから、犬吠埼と名付けられたとも。
近くの海鹿島には、明治時代に200~300頭のアシカが生息していたようです。
場所など
所在地: 〒288-0012 千葉県銚子市犬吠埼9576
電話: 0479-25-8239