誕生寺を訪れるだけでしたら、電車でも車でも良いと思います。
清澄寺も訪れるつもりでしたら車をおススメします。
都内からも日帰りで訪れることができますが、鴨川や勝浦に泊まって、のんびりと南房総を巡るのが良いと思います。
車で行く場合、海沿いに勝浦から鴨川方面、もしくはその逆を走っていると、案内の看板が見えてきます。
道の入り口は狭いので、注意が必要かもしれません。
勝浦側から車で走ってくると、トンネルを抜けた瞬間に左折、という印象です。
逆に鴨川側からですと、トンネルに入る前に右折という感じです。
誕生寺の歴史
日蓮生誕の地に建てられた寺です。
誕生寺は千葉県鴨川市にある日蓮宗霊跡寺院の一つです。
山号を小湊山と言います。別称が小湊誕生寺です。本尊は十界本尊です。
創建年は1276年(建治2年)、開基は寂日坊日家(じゃくにちぼうにっけ)です。
近くに日蓮が出家得度および立教開宗した清澄寺があります。
誕生寺は海に面していますが、清澄寺は山の上にあります。
日蓮在世中に弟子の寂日坊日家と興津城主の佐久間重貞が日蓮の生家跡に高光山日蓮誕生寺として建立します。
もともとの誕生寺は地震で津波のため海没してしまいます。
生家跡伝承地は、現在地から南西約300メートルの海中沖合いの海中に沈みました。
蓮華潭(れんげたん)の地とされます。その後、妙(鯛)ノ浦(たいのうら)に移転再建されました。
一時、不受不施(悲田宗)派に属しましたが、江戸時代の不受不施派禁政のため幕命により天台宗に改宗するところでした。
身延山が日蓮誕生地の由緒で貰いうけ、一本山に格下げとなり、昭和21年大本山に復帰します。
七大本山のひとつです。身延山久遠寺(山梨県南巨摩郡)を総本山とし、大本山は下記の通りです。
誕生寺の見どころ
総門
総門から仁王門まで
誕生水井戸
仁王門
仁王門は1706年(宝永3年)に建立されました。
宝暦の大火の際焼け残った誕生寺最古の建造物です。
千葉県指定有形文化財。平成3年に大改修が行われました。楼上の般若の面は左甚五郎作とされます。
両側の金剛力士(仁王)像は松崎法橋作です。
日蓮聖人御幼像
浄行堂
鐘楼
祖師堂
1842年(天保13年)の建立です。日蓮像が安置されています。堂内右側の天井には南部藩の相馬大作筆による天女の絵が描かれています。
誕生堂
下の写真の手前が誕生堂です。上にあるのが大田堂です。
大田堂
住所と地図、ホームページ
所在地:〒299-5501 千葉県鴨川市小湊183