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日本三大井戸(日本三井(にほんさんせい))

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太陽、月、星にちなんだ井戸です。

福島県二本松市の「日影の井」、千葉県印西市の「月影の井」、神奈川県鎌倉市の「星影の井」を日本の三井(さんせい)と呼びます。

鎌倉市の「星影の井」は訪ねやすいですが、他の「日影の井」「月影の井」の訪問はなかなか難しいかもしれません。

「日影の井」は二本松城の中にありますので、城を訪ねたついでに見るのがおススメです。

「月影の井」は、周辺に観光ポイントが無いので、ピンポイントで見に行くことになります。

「日影の井」福島県二本松市

日影の井戸

千葉県印西市の「月影の井」、神奈川県鎌倉市の「星影の井」と並び「日本の三井」と称されています。

これは、「月影の井」縁起のなかの「清水湧出して四時渇水することなし、伝言、大管豊後守の水行場と又月かげの井と称して、鎌倉星の井、奥州二本松の日の井と共に日本三井一なりと言う」に由来しています。

昭和の初期頃までは俗称で「底なし井戸」と呼ばれ、また古老の伝えでは「ひのゐ」、「陰の井」とも称されていたといいます。

井戸の深さは約十六メートルあり、さらに井戸底の岩盤をえぐって北方に約十四メートル達していますが、今でも豊富な湧水を溜めています。

二本松市

〒964-0904 福島県二本松市郭内4丁目 霞ヶ城公園内

「月影の井」千葉県印西市

市指定史跡

月影の井

昭和四十三年四月二十五日指定

月影の井は、鎌倉の星の井、奥州二本松の日の井とともに、日本三井の一つであったと伝えられています。昔はきれいな水がこんこんと流れ出ていたといわれます。これより西方二百メートルの所には、大菅氏の龍崖城があり、この井は大菅豊後守正氏のうぶ湯行水の井とも伝えられています。

大菅氏は千葉氏の一族で妙見菩薩を信仰し現存する城趾には、空堀・大門・根古屋・龍の間(一番奥まった所)・水堀と思われる所があり、面積は約二百アールです。

正氏は武将には希れな風流人であったので月影の井の名声が当時一段と高まったのでしょう。

平成二年四月

印西市教育委員会

〒270-1367 千葉県印西市浦部1261

「星影の井」神奈川県鎌倉市

〒248-0021 神奈川県鎌倉市坂ノ下23-12