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佐藤賢一

佐藤賢一の紹介と作品・著書

略歴

(1968-   )
佐藤賢一。作家。山形県鶴岡市生まれ。東北大学大学院文学研究科を満期単位取得し、作家業に専念。
1993年「ジャガーになった男」で第6回小説すばる新人賞。
1999年「王妃の離婚」で第121回直木三十五賞
若手小説家の中で実力が抜きんでている作家。年齢が若いが、塩野七生の後継者的な作家として期待される。
西洋を舞台にした歴史小説は、フランスを舞台にしたものが多く、大学院での研究がそのまま小説に反映されている感じがある。最近は、フランスを舞台にしたものから、少しずつ領域を広げ始めている。

小説

  1. ジャガーになった男
  2. 傭兵ピエール
  3. 赤目-ジャックリーの乱
  4. 双頭の鷲
  5. 王妃の離婚
  6. カエサルを撃て
  7. カルチェ・ラタン
  8. 二人のガスコン
  9. オクシタニア
  10. 黒い悪魔
  11. ジャンヌ・ダルクまたはロメ
  12. 剣闘士スパルタクス
  13. 褐色の文豪
  14. カポネ
  15. 女信長
  16. アメリカ第二次南北戦争
  17. 象牙色の賢者
  18. 新徴組
  19. ペリー
  20. 黒王妃
  21. かの名はポンパドール

小説フランス革命

第一部

  1. 革命のライオン
  2. バスティーユの陥落
  3. 聖者の戦い
  4. 議会の迷走
  5. 王の逃亡
  6. フイヤン派の野望

第二部

  1. ジロンド派の興亡
  2. 共和政の樹立
  3. ジャコバン派の独裁
  4. 粛清の嵐
  5. 徳の政治
  6. 革命の終焉

ノンフィクション

  1. ダルタニャンの生涯-史実の三銃士
  2. 英仏百年戦争
  3. カペー朝 フランス王朝史1
  4. フランス革命の肖像
  5. ヴァロワ朝 フランス王朝史2

紹介している作品

作家さ行

佐藤賢一の「剣闘士スパルタクス」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメント紀元前73年から紀元前71年にかけてイタリア半島で起きた、剣闘士と奴隷による「スパルタクスの反乱」を描いた小説。個人の名が付く反乱というのも珍しい。有名な剣闘士であったことが反乱の名前に個人名が使われる要因となったのだろ...
作家さ行

佐藤賢一の「オクシタニア」を読んだ感想とあらすじ

カタリ派の持つ思想がどのようなものだったかは正確に知るすべはないそうである。というのも、カタリ派自体が消滅してしまっており、カタリ派自身による資料がないためである。
作家さ行

佐藤賢一の「ジャンヌ・ダルクまたはロメ」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメント「ジャンヌ・ダルクまたはロメ」「戦争契約書」「ルーアン」が英仏百年戦争の時期の話であり、「ジャンヌ・ダルクまたはロメ」「ルーアン」はジャンヌ・ダルクにまつわる話である。「エッセ・エス」はスペインのカスティーリャ国とアラゴ...
作家さ行

佐藤賢一の「カルチェ・ラタン」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメントとにかく各章の題が長い。とてつもなく長い。しかも、その題がサマリーとなっている。さて、本書は全体的にパロディの色合いが強い。まず、出だしの"序"から「日本語訳の刊行に寄せて」とあり、まるで実在の海外の人間がいるかのような...
作家さ行

佐藤賢一の「傭兵ピエール」を読んだ感想とあらすじ

本書の話はこの後から本格的に始まる。いわゆる"もし"の世界史であり、佐藤賢一の想像力は縦横無尽である。物語は意外な結末を迎えるものである。
お気に入り

佐藤賢一「双頭の鷲」の感想とあらすじは?

本書の主人公ベルトラン・デュ・ゲクランはイギリス軍に大幅に勝ち越している。そして、追い出すことにすら成功しているのだ。まさに軍事の天才である。

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佐藤賢一の「王妃の離婚」を読んだ感想とあらすじ(面白い!)

エンターテインメント性に優れかつ文学的な香りもする作品である。本書は中世フランスの裁判を扱った作品。教会が行う裁判であるため、宗教裁判といってもよいのだが、その実は離婚裁判である。

作家さ行

佐藤賢一「二人のガスコン」の感想とあらすじは?

時代は、文豪アレクサンドル・デュマの「三銃士」と「二十年後」の間です。稀代の快男児である「三銃士」主人公シャルル・ダルタニャンと、鼻のシラノ・ドゥ・ベルジュラック。同じ時代に"実在"した快男児二人を、小説で対面させ、果ては二人に冒険をさせて...
作家さ行

佐藤賢一「カエサルを撃て」の感想とあらすじは?

ガリア対ローマの構図以外に、青年(ヴェルチンジェトリクス)対中年男(カエサル)の構図を持ち出し、青年の無謀さ清冽さと中年の慎重さ薄汚さを対比させて物語が進みます。この構図は主人公同士に限らず、ガリア側ではヴェルチンジェトリクス対アステル(中...
世界史

佐藤賢一「英仏百年戦争」の感想と要約は?

歴史に造詣の深い作家であるが、それもそのはず、大学院の博士課程まで行っているのだ。だから、学究の徒としての緻密さはもちろん備えた内容になっている。

世界史

佐藤賢一「ダルタニャンの生涯-史実の「三銃士」」の感想と内容は?

文豪アレクサンドル・デュマの名作「三銃士」の主人公ダルタニャンは実在の人物でした。そもそもデュマが「ダルタニャン氏の覚え書」という本を種本として、というより(佐藤賢一の表現では)盗作ぎりぎりで書いたのが「三銃士」だったようです。もちろん、「...
作家さ行

佐藤賢一「赤目のジャック」の感想とあらすじは?

通称「百年戦争」と呼ばれる時代に起きた、フランス中世最大の農民暴動であるジャックリーの乱を題材にしている。佐藤賢一は同じ百年戦争を題材にした小説を他にも書いている。

作家さ行

佐藤賢一「ジャガーになった男」の感想とあらすじは?

佐藤賢一の「ジャガーになった男」を紹介します。第6回小説すばる新人賞受賞作です。デビュー作がスペインを舞台にしているのは意外な気がしないでもないです。というのは、後年直木三十五賞受賞するまでの間や、その後しばらくはフランスを舞台にしたものが...
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