作家か行 海音寺潮五郎「柳沢騒動」の感想とあらすじは? 柳沢吉保が活躍した第五代将軍・徳川綱吉の時代は政治的に安定した時代でした。この時期については、高埜利彦「天下泰平の時代」に詳しいです。この小説において重要な登場人物は多くはありません。柳沢吉保はもちろん登場するのですが、題名ほどには重要な役... 2023.08.05 作家か行
作家や・ら・わ行 山田風太郎「江戸忍法帖」の感想とあらすじは? 今回の山田風太郎の忍法帖は、いわゆる柳沢騒動を題材としています。登場する忍者は甲賀忍者です。天正十年の本能寺の変の折、徳川家康の三大危機のひとつ「神君伊賀越え」で伊賀忍者と甲賀忍者が護衛して難を逃れたという話があります。本書では、この時... 2023.08.03 作家や・ら・わ行
作家さ行 佐伯泰英の「秘剣・悪松第3巻 秘剣乱舞」を読んだ感想とあらすじ 覚書/感想/コメントシリーズ第三弾。最大のピンチが一松を襲う。しつこい薩摩の魔手にやえが落ちたのだ。やえを奪い返すために一松は一人薩摩に対決を挑む。前作で水戸藩との関わりが出来たようで、スルリと関わりが消えたようにも思えたが、本作で強い関わ... 2008.01.19 作家さ行
作家さ行 佐伯泰英の「秘剣・悪松第2巻 秘剣瀑流返し 悪松・対決「鎌鼬」」を読んだ感想とあらすじ 覚書/感想/コメントシリーズ第二弾。二本差しの侍にあこがれた中間の倅・一松。だが、もと中間に薩摩の御家流である示現流を名乗られるのは薩摩藩としては許し難い。一松を抹殺するために動く西国の雄藩・薩摩。その薩摩藩との富士見坂一本松での死闘を終え... 2008.01.12 作家さ行
作家さ行 佐伯泰英の「秘剣・悪松第1巻 秘剣雪割り 悪松・棄郷編」を読んだ感想とあらすじ 覚書/感想/コメントシリーズ第一弾。悪松は「わるまつ」と読む。本書はワルを主人公としたピカレスク小説である。佐伯泰英氏のシリーズでは唯一である。また、このシリーズが一番時代背景が古い。主人公の大安寺一松弾正は、文字通りの「ワル」。中間の子と... 2008.01.12 作家さ行
作家あ行 池宮彰一郎の「四十七人の刺客」を読んだ感想とあらすじ(映画の原作) 第12回新田次郎文学賞受賞。いわゆる忠義の士を描いた忠臣蔵をベースにしたものではない。だから、忠義の士という描かれ方というわけではない。 2007.12.09 作家あ行
作家あ行 池波正太郎の「堀部安兵衛」を読んだ感想とあらすじ 覚書/感想/コメント高田馬場の決闘、吉良邸討入りで有名な堀部安兵衛を主人公とした小説。前半生はよく分かっていないようなのだが、そこは小説家の想像力で描ききっている。いわゆる「忠臣蔵」を書くためのものではないので、吉良邸討入りに関する部分は全... 2007.12.01 作家あ行
作家あ行 池波正太郎の「おれの足音-大石内蔵助」を読んだ感想とあらすじ 覚書/感想/コメント赤穂浪士、赤穂義士、四十七士、忠臣蔵などで有名な大石内蔵助を描いた作品。吉良上野介邸への討入りを描いているのではない。描いているのはあくまでも大石内蔵助である。だから、討入りに関する記述は淡泊である。主要な人物を除いて、... 2007.12.01 作家あ行
作家さ行 佐伯泰英の「古着屋総兵衛影始末 第11巻 帰還!」を読んだ感想とあらすじ このシリーズの最終巻です。あとがきでは第一部の幕を下ろす、となっていますので、新シリーズの予感です。新シリーズでは、六代将軍徳川家宣の時代の間部詮房、新井白石、荻原重秀といったところを敵役にするのかもしれません。 2007.05.26 作家さ行
作家さ行 佐伯泰英の「古着屋総兵衛影始末 第10巻 交趾!」を読んだ感想とあらすじ 題名の「交趾」は「こうち」と読みます。交阯とも書くことがあります。また、「こうし」と読むこともあります。前漢から唐にかけて置かれた中国の郡の名称で、現在のベトナム北部ソンコイ川流域地域を指します。 2007.05.26 作家さ行
作家さ行 佐伯泰英の「古着屋総兵衛影始末 第9巻 難破!」を読んだ感想とあらすじ 二度目の航海に出発した大黒丸に危難が迫ろうとしています。そのことを知る船大工の箕之吉の行方を捜して総兵衛らと柳沢吉保の手下が動き出します。そして、大黒丸に乗り込んだ総兵衛はこの航海で最大のピンチを迎えます。鳶沢一族の命運はどうなるのでしょうか? 2007.05.19 作家さ行
作家さ行 佐伯泰英の「古着屋総兵衛影始末 第8巻 知略!」を読んだ感想とあらすじ 今回は分家の孫娘るりが鳶沢一族に危難をもたらします。信之助と一緒になったおきぬの代りに江戸にのぼってきたるりですが、鳶沢村でのびのびと育ったせいか、細かいところでの配慮に欠けるところがあります。そんな中で起きた事件が鳶沢一族を窮地に陥れていきます。 2007.05.19 作家さ行
作家さ行 佐伯泰英の「古着屋総兵衛影始末 第7巻 雄飛!」を読んだ感想とあらすじ 前作で登場した武川衆が鳶沢一族の前に立ちはだかるのか?と思っていましたが、今回は展開が違います。まず、大黒屋には念願の大黒丸が完成します。ですが、この大黒丸の初航海は相当慌ただしい状況となってしまいます。 2007.05.19 作家さ行
作家さ行 佐伯泰英の「古着屋総兵衛影始末 第6巻 朱印!」を読んだ感想とあらすじ 前作でお歌を殺された柳沢吉保。復讐戦が始まるのかと思いきや、本書からは本格的に柳沢一族と鳶沢一族の戦いが幕を開けます。古着屋総兵衛影始末の第二章が幕を開けるのが本書です。柳沢吉保が甲府宰相に任ぜられるところから陰謀が始まります。 2007.05.12 作家さ行
作家さ行 佐伯泰英の「密命 第1巻 密命-見参!寒月霞斬り」を読んだ感想とあらすじ 覚書/感想/コメントシリーズ第一巻。もともとスペインを舞台にした冒険小説を書いていたのだが、売れなく、ある編集者から「時代ものか官能ものかどちらかを書け」といわれ、官能ものは書けないから時代ものを書いたのだという。その最初の作品が本書である... 2006.08.03 作家さ行
お気に入り 山本一力の「深川黄表紙掛取り帖」を読んだ感想とあらすじ(面白い!) 覚書/感想/コメント「損料屋喜八郎始末控え」の面白さが甦った感じの作品である。今度は四人の仲間達が活躍し、ライバル的存在(もちろん格は違うのだが)として紀伊国屋文左衛門が登場している。一方、大田屋精六・由之助親子の強欲ぶりは憎まれ役として最... 2006.01.21 お気に入り作家や・ら・わ行