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幕末

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佐藤雅美「幕末「住友」参謀-広瀬宰平」の感想とあらすじは?

住友中興の祖とされる広瀬宰平の話です。別子銅山を中心として発展した住友にとって別子銅山がなくなることは家業を衰退に導くことになります。しかし、本店の人間と別子銅山の現場の人間とに認識の差が生まれます。本店の人間は別子をたたんでこぢんまりと商...
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佐藤雅美「調所笑左衛門-薩摩藩経済官僚」の感想とあらすじは?

幕末にも近い時代。薩摩藩は会社で言えば事実上倒産していた。会社更生法でもあれば、申請をしていなければならないほどの死に体だったのだ。その甦らせた男が調所笑左衛門なのである。
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佐藤雅美「官僚川路聖謨の生涯」の感想とあらすじは?

「開国 愚直の宰相堀田正睦」と対になるものです。時代は「開国 愚直の宰相堀田正睦」より先んじた所から始まります。激動の時代が幕開け、否応なく幕府は外国の使節との交渉を迫られることになります。この交渉次第によっては、幕府の維新が揺らぐことくら...
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佐藤雅美「開国-愚直の宰相・堀田正睦」の感想とあらすじは?

佐藤雅美の出発点となる作品です。この作品の通貨に関する部分を抜き出して出版されたのが「大君の通貨」です。また「官僚川路聖謨の生涯」は本書と対になるものです。本書が、幕府の実質トップの側からの視点であるのに対して、「官僚川路聖謨の生涯」は官僚...
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佐藤雅美「大君の通貨-幕末「円ドル」戦争」の感想とあらすじは?

徳川幕府の崩壊は、幕末の薩長の活躍があまりにクローズアップされているので、それがために徳川幕府が崩壊したと理解している人も多いと思うが、本書を読めば、半分は自滅したことが分かると思う。