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中国が舞台

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宮城谷昌光の「重耳」を読んだ感想とあらすじ

十九年に及ぶ亡命生活の後に晋の君主となり、春秋五覇の一人に数えられるまでになった文公こと重耳(ちょうじ)を描いた小説。苦難を耐え忍び、永い年月の末に君主となった人物である。
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宮城谷昌光「天空の舟 小説・伊尹伝」の感想とあらすじは?

第十回新田次郎文学賞。古代中国。伝説の世界に入るような古代を描いた、凄い作品である。伊尹(いいん)。名は摯(し)という。商の湯王(とうおう)をたすけ、夏王朝から商王朝へ革命を成功に導く人物である。

作家あ行

井上祐美子の「臨安水滸伝」を読んだ感想とあらすじ

南宋の臨安を舞台に、岳飛将軍亡き後、その隠し財産を巡って繰り広げられる権力闘争とそれに巻き込まれる夏家の風生と資生たちの話。タイプの違う夏家の面々のキャラクター勝負という感じであろうか。また、武侠小説という側面もある。
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風野真知雄の「陳平」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメント陳平。前漢の功臣の一人である。高祖劉邦を助け、簫何、韓信、張良らとともに劉邦に天下を取らせた。確かにこれはそうなのだが、むしろ、劉邦が皇帝になり、また、劉邦の死後の動きの方が陳平の最大の功績ではないだろうか。呂氏一族に握...
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風野真知雄の「馬超」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメント三国志を彩る英雄の一人、「錦馬超」の渾名で知られる馬超を取り上げた小説。常に馬超の視点に立って描かれ、余計な記述がないのがいい。もちろん転換期となる重要な事件は書かれているが、要点だけを書き、そちらに脱線することがない。...
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堺屋太一の「世界を創った男 チンギス・ハン 第4巻 天尽地果」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメント第四巻の題名は「天尽地果」。つまり、「天尽き地果てるまで」です。チンギス・ハンの晩年二十年間を描いています。史上最大の帝国を築いていく場面です。大帝国を築く過程でチンギス・ハンが最初に攻撃をし、最後に征服したのが西夏です...
作家さ行

堺屋太一の「世界を創った男 チンギス・ハン 第3巻 勝つ仕組み」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメント第三巻はチンギス・ハンが漠北を統一するまでの十年足らずを描いています。その期間、チンギス・ハンの前に立ちはだかったのは盟友ジャムカでした。二人の戦いは単なる個人的感情や氏族の立場によって生じたものではありません。目指す理...
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堺屋太一の「世界を創った男 チンギス・ハン 第2巻 変化の胎動」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメントウランバートルに造られたチンギス・ハンの像は座像だそうです。モンゴル人のイメージとしては馬上の征服者ではなく、「着座の帝王」なのです。その代わり、両脇には騎馬像があります。ボオルチュとムカリの二人です。チンギス・ハンは有...
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堺屋太一の「世界を創った男 チンギス・ハン 第1巻 絶対現在」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメントチンギス・ハンを主題とした書物が多い中、堺屋太一氏はあえて選んだ理由を述べています。平成になったころと同じくして、チンギス・ハンの歴史研究が飛躍的に進み、新たなチンギス・ハン像が描かれるようになったのが理由のひとつだそう...
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宮城谷昌光「介子推」の感想とあらすじは?

介推。後に介子推とよばれ、中国全土の人々から敬われ、慕われ、漢の歴史家である司馬遷をも感動させ、後漢の時代には神となった男です。春秋時代に覇者となった重耳(晋の文公)の臣下だった人物。「世間のほめそやすおこないは、一格下の美事といってよい。...
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田中芳樹「纐纈城綺譚」の感想とあらすじは?

「後記」で語られているが、作者は高校時代に読んだ「宇治拾遺物語」の中に、「慈覚大師、纐纈城に入り給ふ事」という作品が心に残り、慈覚大師(円仁)が脱出したあとの纐纈城はどうなったのかが気になっていたようだ。
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塚本靑史の「項羽-騅逝かず」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメント項羽を主人公とした小説。劉邦を主人公として描かれることが多いので、珍しいといえる。項家は代々楚の武官を務めている家柄で、校尉から将軍職を拝命している。元の領地が河南の項県にあり、それにちなんだ名字である。この小説は、歴史...
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宮城谷昌光「晏子」の感想とあらすじは?

晏弱と晏嬰の親子にわたる物語だが、主眼は晏嬰の方にある。晏嬰を書くために晏弱から書き始めたというのが本書である。本書は、最期の一章のためだけに、それまでの章があると思う。
作家ま行

宮城谷昌光の「夏姫春秋」を読んだ感想とあらすじ

夏姫は「妖婦」、巫臣は「佞臣」のイメージがあった。夏姫は、かの女を撫有したものはつぎつぎ奇禍に遭う。恐ろしい女だというイメージがある。
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北方謙三の「三国志の英傑たち」を読んだ感想とあらすじ

「三国志読本」に続く「北方三国志」の副読本。序章で書かれているが、北方謙三の三国志との出会いは高校時代に読んだ吉川英治の三国志だったようだ。
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北方謙三の「三国志読本」を読んだ感想とあらすじ

「北方三国志」をより楽しむための副読本である。第一章で北方謙三のインタビュー。第二章で小説の舞台背景説明。第三章、第四章はキーワードでの分析や人物紹介。第五章では単行本の付録として制作された「三国志通信」を再録。
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北方謙三「三国志」(全13巻)のあらすじと感想は?

「北方三国志」と言われる北方謙三による三国志です。「三国志演義」と「正史三国志」をもとに書かれていますが、比重としては「正史三国志」に重きを置いているようです。主要人物の描き方にも特徴があります。この人物描写が「北方三国志」といわれるゆえんでしょう。
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白石一郎の「怒濤のごとく」を読んだ感想とあらすじ(面白い!)

日本で国姓爺の名で知られる鄭成功と、父・鄭芝龍の物語。物語の前半は鄭一族を一挙に強大にした鄭芝龍が主人公であり、後半はこの親子の対決が見所となっている。
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海音寺潮五郎の「中国英傑伝」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメントいわゆる十八史略ベースにし、春秋戦国時代から前漢成立までを書いた史伝である。惜しむらくは、時系列に話が進んでおらず、書籍化する段で時系列に編集し直せばとても読みやすかったろうにと思う。時系列で行けば、「覇者桓公」から始ま...
作家た行

武田泰淳の「十三妹(シイサンメイ)」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメント小学生の高学年から中学生の時分にはとても面白く読めた作品だろうと思う。解説の田中芳樹が、新聞連載されていた当時、小学生であったが毎日ワクワクしながら読みすすみ、続きを楽しみにしていたというから、対象読者がその辺りが妥当な...