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井上靖

井上靖の紹介と作品・著書

略歴

(1907-1991)
井上靖。作家、詩人。北海道旭川市生まれ。

九州帝国大学法学部英文科中退。京都帝国大学文学部哲学科卒業。

毎日新聞学芸部記者を経て作家になる。

  • 1936年「流転」で第1回千葉亀雄賞。
  • 1949年「闘牛」で第22回芥川賞。
  • 1958年「天平の甍」で芸術選奨文部大臣賞。
  • 1959年「氷壁」などの作品により芸術院賞。
  • 1960年「敦煌」「楼蘭」で毎日芸術大賞。
  • 1961年「淀どの日記」で第12回野間文芸賞。
  • 1964年「風濤」で第15回読売文学賞。
  • 1969年「おろしや国酔夢譚」で新潮社第1回日本文学大賞。ポルトガル・インファンテ・ヘンリッケ勲章。
  • 1976年文化勲章受章。
  • 1981年NHK放送文化賞、仏教文化賞、「本覚坊遺文」で日本文学大賞。
  • 1985年朝日賞。
  • 1989年「孔子」で野間文芸賞など。

作品一覧

私が把握している井上靖の作品一覧です。
注1)作品によってはダブっているもの(出版社の変更にともなう題名の変更など)もあると思いますが、確認が取れたものから順次修正を加えてゆく予定です。
注2)漏れている作品もあると思いますがご容赦下さい。なお、漏れている作品についてご教示頂けますと幸いです。

  1. アレキサンダーの
  2. オリーブ地帯
  3. おろしや国酔夢譚
  4. こんどは俺の番だ
  5. その人の名は言えない
  6. 遠い海
  7. 月光
  8. 紅花
  9. 私の西域紀行
  10. 若き怒涛
  11. 燭台
  12. 盛装
  13. 西域をゆく
  14. 戦国城砦群
  15. 断崖
  16. 地図にない島
  17. 白い炎
  18. 兵鼓
  19. 魔の季節
  20. 揺れる耳飾り
  21. 流沙
  22. 緑の仲間
  23. 崑崙の玉
  24. 欅の木
  25. 黯い潮・霧の道
  26. カルロス四世の家族―小説家の美術ノート
  27. わが文学の軌跡
  28. 暗い平原
  29. 故里の鏡
  30. あした来る人
  31. あすなろ物語
  32. ある偽作家の生涯
  33. しろばんば
  34. 遺跡の旅・シルクロード
  35. 夏草冬涛
  36. 河岸に立ちて―歴史の川沙漠の川
  37. 額田女王
  38. 後白河院
  39. 孔子
  40. 黒い蝶
  41. 四角な船
  42. 射程
  43. 少年・あかね雲
  44. 星よまたたけ―井上靖童話集
  45. 西域物語
  46. 石涛
  47. 蒼き狼
  48. 天平の甍
  49. 道・ローマの宿
  50. 敦煌
  51. 氷壁
  52. 風涛
  53. 風林火山
  54. 忘れ得ぬ芸術家たち
  55. 北の海
  56. 夜の声
  57. 憂愁平野
  58. 幼き日のこと,青春放浪
  59. 猟銃・闘牛
  60. 楼蘭
  61. 姨捨
  62. きれい寂び―人・仕事・作品
  63. 十字路の残照
  64. 西域―人物と歴史
  65. 私の古寺巡礼
  66. わが母の記―花の下・月の光・雪の面
  67. 異国の星
  68. 花と波涛
  69. 北国の春
  70. 本覚坊遺文
  71. 夢見る沼
  72. 楊貴妃伝
  73. 歴史の光と影―歴史エッセイ集2
  74. 歴史小説の周囲―歴史エッセイ集 1
  75. ある落日
  76. 化石
  77. 花壇
  78. 海峡
  79. 傾ける海
  80. 昨日と明日の間
  81. 真田軍記
  82. 星と祭
  83. 青衣の人
  84. 戦国無頼
  85. 天目山の雲
  86. 風と雲と砦
  87. 満ちて来る潮
  88. 淀どの日記
  89. 西行・山家集
  90. シルクロード紀行

紹介している作品

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