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寛政の改革

歴史上の人物

長谷川平蔵宣以とは?「鬼平犯科帳」の鬼平で知られる火付盗賊改役

長谷川宣以(はせがわ・のぶため)。通称、長谷川平蔵。父・長谷川宣雄が平蔵(へいぞう)を通称としたため、家督相続後は平蔵を通称としました。池波正太郎の小説『鬼平犯科帳』の主人公「鬼平」として知られます。江戸時代中期の旗本。
歴史上の人物

根岸肥前守鎮衛とは?「耳袋」の著者で刺青の噂のあった名南町奉行

根岸肥前守鎮衛(ねぎし・ひぜんのかみ・やすもり)もしくは(しずもり)。通称は銕蔵、九郎左衛門。南町奉行の在位は18年に及び、世情に詳しい町奉行として知られました。
歴史上の人物

松平定信とは?寛政の改革を主導した白河藩主、第八代将軍・徳川吉宗の孫

略歴宝暦8年(1759年)-文政12年(1829年)(71歳)江戸時代が慶長8年(1603年)から慶応4年/明治元年(1868年)の265年間なので、江戸時代中期から後期にかけて活躍した政治家です。寛政の改革を主導しましたが、改革内容が緊縮...
作家か行

風野真知雄の「耳袋秘帖 第10巻 神楽坂迷い道殺人事件」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメントシリーズ第十弾。今回は牛込の神楽坂を舞台に、七福神を題材とした事件。神楽坂にある善國寺は毘沙門天で有名であり、池上本門寺の末寺にあたる。今回のキーとなる七福神だが、その由来は意外と知らない。『七福神は足利時代の終わりごろ...
作家さ行

佐藤雅美の「将軍たちの金庫番」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメント「江戸の税と通貨」→「江戸の経済官僚」改題。本書ではかつて書いた歴史経済小説の中の誤りを正直に認めて訂正している。こうした姿勢は好感が持てる。本書は江戸時代の経済通史である。なぜ小説家が?という疑問があるが、じつはこの分...
作家や・ら・わ行

米村圭伍の「真田手毬唄」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメント「影法師夢幻」改題。豊臣秀頼は大坂夏の陣で死んでいなかった!という設定で、百七十年を経た江戸時代に七代目秀頼が蘇る。終盤になり米村圭伍作品ではお馴染みの倉地政之助が登場する。また大蜘蛛仙五郎も登場する。時期的には「面影小...
作家か行

風野真知雄の「耳袋秘帖 第9巻 人形町夕暮殺人事件」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメントシリーズ第九弾。今回は根岸肥前守鎮衛がおかしい。体調の悪さから普段のキレが全くなく、なにやらぼんやりしている。一体どうしたというのか?そんな中、不可解な殺人が三件起きる。それぞれが密接に絡んでいるようにしか見えないもので...
作家さ行

佐伯泰英の「吉原裏同心 第10巻 沽券」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメントシリーズ第十弾。シリーズもいよいよ大台の十弾。物語は元旦から正月十五日までを描いている。十五日の小正月は藪入りである。キリが良いから、というわけではなさそうだが、新展開の予感である。それは、本作で登場する一興堂風庵という...
作家は行

平岩弓枝の「魚の棲む城」を読んだ感想とあらすじ

「うおのすむしろ」と読みます。田沼意次の生涯を描いた作品で、その人生を幼馴染みのお北、坂倉屋龍介らが支えます。
作家さ行

佐伯泰英の「吉原裏同心 第9巻 仮宅」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメントシリーズ第九弾。前作で天明七年(一七八七)十一月九日に起きた吉原の大火が描かれた。本作では、吉原が再建されるまでの仮宅での商いの時期が舞台となっている。だから題名が「仮宅(かりたく)」なのである。仮宅営業には面倒くさい初...
作家か行

風野真知雄の「耳袋秘帖 第8巻 麻布暗闇坂殺人事件」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメントシリーズ第八弾。再び「闇の者」が姿を現す。「闇の者」はシリーズ第四弾「深川芸者殺人事件」でも登場している。これが赤鬼こと根岸肥前守鎮衛の宿敵となるのか?「闇の者」には元締がいるようで、今回登場するのは実行役だけである。元...
作家あ行

安藤優一郎の「江戸城・大奥の秘密」を読んだ感想

覚書/感想/コメント大奥というのは実際にどんな空間であったかというのは今もって(本書は2007年出版)よく分からないのが実情だという。大奥に勤める女性は、御杉戸から内のことは他言しないという誓紙提出が義務づけられており、この守秘義務が大奥の...
作家か行

風野真知雄の「耳袋秘帖 第7巻 新宿魔族殺人事件」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメント松浦壱岐守清、号を静山という。松浦は「まつら」と読む。江戸時代を代表する随筆集「甲子夜話」を記した人物。「甲子夜話」は文政四年の甲子の夜に執筆したということ名付けられた。その松浦壱岐守が登場するのが本書。「甲子夜話」によ...
作家か行

風野真知雄の「耳袋秘帖 第6巻 両国大相撲殺人事件」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメント今回の事件の発端は、前作の谷中の猫屋敷の騒ぎが起きる以前という設定である。相撲を題材に、最強の力士といわれる雷電為右衛門を主要な登場人物にしている。相撲は江戸の娯楽の一つである。本場所は現在と異なり十日間の興行である。晴...
作家か行

風野真知雄の「耳袋秘帖 第5巻 谷中黒猫殺人事件」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメントシリーズ第五弾。ことごとく性格の違う栗田と坂巻。今回は栗田が犬派で、坂巻が猫派ということが分かった。ここまで性格が違うにもかかわらず、段々と互いに親しみを感じ始めているようだ。もてない男・栗田が雪乃と結婚して、それに触発...
作家か行

風野真知雄の「耳袋秘帖 第4巻 深川芸者殺人事件」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメント力丸だけが根岸肥前守鎮衛を「ひいさま」と呼ぶ。ひい爺さまのことではない、肥前守さまが縮まってしまったのだ。この力丸姐さんにスポットが当たる。力丸はもともと、芸妓になりたくなかった。寺子屋の師匠になって学問を教えたいという...
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風野真知雄「耳袋秘帖 第3巻 浅草妖刀殺人事件」の感想とあらすじは?

へぇ、といった感じの話。貧乏神は七福神の姉という話もあるそうです。姉は黒闇天女といって、この神に守られると、ほかのことはともかく、お金の方はさっぱりだとか。まさか、貧乏神が女性だったとは...。このネタ、そのまま時代小説に生かせるような気が...
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風野真知雄「耳袋秘帖 第1巻 赤鬼奉行根岸肥前」の感想とあらすじは?

「鬼平犯科帳」の長谷川平蔵に、桜吹雪の遠山の金さん、それに水戸黄門の助さん格さんといった家来を加え、「耳袋」の珍談・奇談をからめる。隠し味にピリリと笑いなんかも。これで面白くないはずがありません。時代小説のツボを押さえまくったキャラクター設...
作家さ行

佐伯泰英の「吉原裏同心 第8巻 炎上」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメントシリーズ第八弾。題名のとおり、炎上する。どこが。もちろん吉原である。天明七年(一七八七)。十一月九日、暁卯刻過ぎ、吉原角町より出火、廓中残らず焼亡したという。伏線が色々なところで張られている。吉原流の仕来りを重んじた遊び...
作家さ行

佐伯泰英の「吉原裏同心 第7巻 枕絵」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメントシリーズ第七弾。復権はあり得ないにもかかわらず蠢く田沼派の残党たち。その牙は老中になったばかりの松平定信の側室に向かった。前作では幹次郎が旅に出たが、今回は汀女も一緒の旅である。同行者は番方の仙右衛門と、山口巴屋の手代か...
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