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火付盗賊改

日本史

丹野顕『「火附盗賊改」の正体ー幕府と盗賊の三百年戦争』の感想と要約は?

火附盗賊改といえば、池波正太郎さんの「鬼平犯科帳」の主人公・長谷川平蔵宣以が有名です。その火附盗賊改の役割を紹介しつつ、約50人の火附盗賊改が紹介しています。火附盗賊改は200年の間に約200人おり、再任されたのを含めれば延べ250人に近いそうです。
歴史上の人物

中山勘解由直守とは?鬼勘解由と称された盗賊改・火附改

中山勘解由は仏心の篤い人物だったそうだが、火附改を命じられると、二人の息子を前に、今日からは慈悲では治まらぬ、と父祖代々の位牌をまつる仏壇を叩き壊したという。中山勘解由の取り締まりは厳しく、庶民だけでなく、武士にも恐れられ、「鬼勘解由」「鬼勘」と呼ばれた。
歴史上の人物

水野小左衛門守正とは?最初の盗賊改(関東強盗追捕)

幕府の役職の任命ではなく、盗賊の捕縛という役目を下命されている。江戸市中も盗賊が横行しており、町奉行所が奮闘していたが、常陸での盗賊取り締まりを命じられた。
歴史上の人物

松平左金吾定寅とは?松平定信と同族の久松松平氏出身で、鬼平・長谷川平蔵宣以の同僚

  • 堀帯刀のあとを継いで火付盗賊改の本役に就いたのが、それまで助役だった長谷川平蔵宣以だった。その助役として松平左金吾定寅が就いた。本役の長谷川宣以とは確執があった。松平左金吾定寅は老中首座の松平定信と同族の久松松平氏(徳川家康の実弟の家系)であった。
歴史上の人物

長谷川平蔵宣雄とは?火付盗賊改から京都西町奉行に栄進した鬼平・長谷川平蔵宣以の父

長谷川宣雄(はせがわ・のぶお)江戸時代の旗本で、鬼平こと長谷川平蔵宣以の父。通称は平蔵(へいぞう)。この通称は息子、孫へと引き継がれました。
歴史上の人物

長谷川平蔵宣以とは?「鬼平犯科帳」の鬼平で知られる火付盗賊改役

長谷川宣以(はせがわ・のぶため)。通称、長谷川平蔵。父・長谷川宣雄が平蔵(へいぞう)を通称としたため、家督相続後は平蔵を通称としました。池波正太郎の小説『鬼平犯科帳』の主人公「鬼平」として知られます。江戸時代中期の旗本。
作家あ行

池波正太郎の「賊将」を読んだ感想とあらすじ

直木賞受賞直前の作品を集めた短編集。「応仁の乱」は池波正太郎にしては珍しい題材。だが、この当時の作者の意気込みが十分に伝わる作品である。後年の池波作品とは趣が異なるので、興味深い作品でもある。
作家あ行

逢坂剛の「重蔵始末 第2巻 じぶくり伝兵衛」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメント題名のじぶくり伝兵衛。「じぶくる」とは、下世話に屁理屈をこねたり、ぐずぐず文句を言ったりすることを指すらしい。最初の「吉岡佐市の面目」で登場する<葵小僧>は本役の長谷川平蔵組が捕えることになる。気になるのは長谷川平蔵を主...
作家あ行

逢坂剛の「重蔵始末 第1巻」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメント近藤重蔵。幼時から神童と呼ばれ、後年蝦夷地の探検で名を知られる実在の人物を主人公としている。身の丈六尺近く、御先手与力の中でも際だって体の大きな男。年が明けて二十一という若さである。重蔵は脇差し、十手のかわりに赤い鞭を持...
作家あ行

池波正太郎「鬼平犯科帳 第24巻 特別長編 誘拐」の感想とあらすじは?

鬼平シリーズの最終巻。作者逝去に伴うもので、シリーズとして完結したわけではない。前作の続きとなる作品だけに、今後の展開がどうなるのかが楽しみなだけに残念である。

作家あ行

池波正太郎「鬼平犯科帳 第23巻 特別長編 炎の色」の感想とあらすじは?

本書は女を主人公とした一冊である。平蔵の隠れた妹・お園、女賊・荒神のお夏。そして密偵・おまさ。この三人が織りなす物語である。お園は亡き平蔵の父の面影を残す女である。

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池波正太郎「鬼平犯科帳第22巻 特別長編 迷路」の感想とあらすじは?

個人的に、鬼平シリーズの中で、本書が最も長谷川平蔵が格好良く書かれている作品だと思う。特に最後の場面は、思わず"目頭が熱く"なってしまった。

作家あ行

池波正太郎「鬼平犯科帳 第21巻」の感想とあらすじは?

「麻布一本松」では、久々に木村忠吾が面白い。このところ細川峯太郎にその役回りを奪われたかたちになっていたのだが、やはり本家本元のおっちょこちょいはこうでなくてはならない。特に、最後の場面は久々に可笑しかった。

作家あ行

池波正太郎「鬼平犯科帳 第20巻」の感想とあらすじは?

最後の"寺尾の治兵衛"には『剣客商売』の無外流・秋山小兵衛の名が登場する。平蔵が田沼意次の下屋敷で催された試合で審判をつとめたのが秋山小兵衛なのである。

作家あ行

池波正太郎「鬼平犯科帳 第19巻」の感想とあらすじは?

「逃げた妻」と「雪の果て」は藤田彦七という浪人とその元妻りつが主人公となっている。りつが男と一緒に藤田彦七の元から去ったのが事の始まりである。

作家あ行

池波正太郎「鬼平犯科帳 第18巻」の感想とあらすじは?

「俄か雨」で、平蔵がけしからぬ事をした同心の細川峯太郎をいたぶる様が面白可笑しい。妻の久栄も隠れてこれを見守って笑っている。途中、あまりの事に、うーんと気絶してしまう細川峯太郎。

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池波正太郎「鬼平犯科帳第17巻 特別長編 鬼火」の感想とあらすじは?

事の始まりは偶然のようなものである。たまたま平蔵が立ち寄った権兵衛酒屋で曲者を見たために、この事件に平蔵ら火盗改方が関わることになるのだから。単純に見えた事件がやがて膨らんでいき、思っても見ないような事件へと発展する。

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池波正太郎「鬼平犯科帳 第16巻」の感想とあらすじは?

新婚の木村忠吾ののろけ振りが微笑ましい作品。例えば"白根の万左衛門"。新婚の木村忠吾はのろけ話をしたくてしょうがないのだが、のろけ話をし過ぎたために、のろけ話を聞かせる相手がいなくなった忠吾が、こともあろうに平蔵にのろけ始めた。

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池波正太郎「鬼平犯科帳 第15巻-特別長編-雲竜剣」の感想とあらすじは?

平蔵の妻・久栄の心配りが心に染み入る一場面がある。佐嶋忠介の心には、的が絞りきれない上に、探索も遅々としているから、焦りが生まれ、疲労がたまってきていた。そこに久栄が現れて、「お茶をひとつ...」と言って去っていく。

作家あ行

池波正太郎「鬼平犯科帳 第14巻」の感想とあらすじは?

やはり本書では"五月闇"と"さむらい松五郎"の最後の二編であろう。特に、"五月闇"では鬼平ファンにとっては馴染みの人間が死んでしまうので、残念な思いをすることであろう。作者・池波正太郎のもとには、何で殺したのか?とか、仕方がないからお通夜をした等の手紙が来たそうである。

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