世界史 杉山正明「モンゴル帝国の興亡」の感想は? 世界史を高校で習ったなら、その習ったことやイメージの修正を迫られる内容であろう。教科書よりも、本書の方が説得力を持つ記述が多い。十三世紀というのはモンゴルの時代であるが、そのモンゴルは短期間で消滅したというイメージがある。 2008.05.03 世界史作家さ行
作家さ行 堺屋太一の「世界を創った男 チンギス・ハン 第4巻 天尽地果」を読んだ感想とあらすじ 覚書/感想/コメント第四巻の題名は「天尽地果」。つまり、「天尽き地果てるまで」です。チンギス・ハンの晩年二十年間を描いています。史上最大の帝国を築いていく場面です。大帝国を築く過程でチンギス・ハンが最初に攻撃をし、最後に征服したのが西夏です... 2008.04.26 作家さ行
作家さ行 堺屋太一の「世界を創った男 チンギス・ハン 第3巻 勝つ仕組み」を読んだ感想とあらすじ 覚書/感想/コメント第三巻はチンギス・ハンが漠北を統一するまでの十年足らずを描いています。その期間、チンギス・ハンの前に立ちはだかったのは盟友ジャムカでした。二人の戦いは単なる個人的感情や氏族の立場によって生じたものではありません。目指す理... 2008.04.26 作家さ行
作家さ行 堺屋太一の「世界を創った男 チンギス・ハン 第2巻 変化の胎動」を読んだ感想とあらすじ 覚書/感想/コメントウランバートルに造られたチンギス・ハンの像は座像だそうです。モンゴル人のイメージとしては馬上の征服者ではなく、「着座の帝王」なのです。その代わり、両脇には騎馬像があります。ボオルチュとムカリの二人です。チンギス・ハンは有... 2008.04.26 作家さ行
作家さ行 堺屋太一の「世界を創った男 チンギス・ハン 第1巻 絶対現在」を読んだ感想とあらすじ 覚書/感想/コメントチンギス・ハンを主題とした書物が多い中、堺屋太一氏はあえて選んだ理由を述べています。平成になったころと同じくして、チンギス・ハンの歴史研究が飛躍的に進み、新たなチンギス・ハン像が描かれるようになったのが理由のひとつだそう... 2008.04.26 作家さ行
作家さ行 司馬遼太郎の「街道をゆく モンゴル紀行」第5巻を読んだ感想とあらすじ 覚書/感想/コメント正確には、モンゴルだけの紀行ではない。半分は現ロシア(旧ソ連)のシベリア地域の紀行である。ハバロフスクへ旧満州から東シベリアにいた民族は隋・唐の頃には黒水靺鞨と総称されたそうだ。黒竜江の流域の森林で狩猟しているツングース... 2007.06.23 作家さ行
作家あ行 井上靖の「風濤」を読んだ感想とあらすじ 覚書/感想/コメント二度にわたる元寇を元の側から、特に高麗を舞台として描かれています。元寇の行われる前の高麗は、蒙古軍により国土が壊滅的な打撃を受けており、蒙古からの要求をいかにして反らそうかという高麗政府の苦心が伺えます。高麗政府は混乱の... 2005.10.26 作家あ行
作家あ行 井上靖「蒼き狼」の感想とあらすじは? 小説の読みどころの一つは、鉄木真(テムジン)が自身の出生の秘密に悩み、それを自身が蒼き狼たることを証明することによって払拭しようとする点です。そして同じ様な悩みを抱えているはずの長子・ジュチに対しても同様に狼たらんことを求める点であると思います。 2005.10.24 作家あ行