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根岸肥前守鎮衛

歴史上の人物

根岸肥前守鎮衛とは?「耳袋」の著者で刺青の噂のあった名南町奉行

根岸肥前守鎮衛(ねぎし・ひぜんのかみ・やすもり)もしくは(しずもり)。通称は銕蔵、九郎左衛門。南町奉行の在位は18年に及び、世情に詳しい町奉行として知られました。
作家か行

風野真知雄の「耳袋秘帖 妖談 第1巻 妖談うしろ猫」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメント妖談シリーズ第一弾。出版社が変わっただけならいいのだが、主要登場人物二人におもいっきり変化があるので、えらいとまどった。だが、新シリーズなので、なっとく。とまどった具体的な点はいろいろあった。坂巻弥三郎と栗田次郎左衛門が...
作家か行

風野真知雄の「耳袋秘帖 第10巻 神楽坂迷い道殺人事件」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメントシリーズ第十弾。今回は牛込の神楽坂を舞台に、七福神を題材とした事件。神楽坂にある善國寺は毘沙門天で有名であり、池上本門寺の末寺にあたる。今回のキーとなる七福神だが、その由来は意外と知らない。『七福神は足利時代の終わりごろ...
作家か行

楠木誠一郎の「甲子夜話秘録 第1巻 鼠狩り」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメント松浦静山(まつらせいざん)。題名にもなっている「甲子夜話(かっしやわ)」を書いた人物である。甲子夜話が書かれ始めたのは静山が六十二歳の十一月十七日甲子(きのえね)の夜で、死ぬまで書かれた。甲子夜話は江戸時代の社会風俗を知...
作家さ行

坂岡真の「うぽっぽ同心十手綴り 第7巻 かじけ鳥」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメント大団円というわけにはいかないが、とりあえずシリーズ第1部終了。第一巻から連綿と続いてきた「あること」が解決を迎えるので、一応としてみた。が、完全にシリーズとしての終わりではない終わり方なので、第1部としてみた。結局のとこ...
作家さ行

坂岡真の「うぽっぽ同心十手綴り 第6巻 病み蛍」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメントシリーズ第六弾。このシリーズの底に流れる暗い感じというのは、恐らくつぎの一分に凝縮されている気がする。『江戸には貧しさに喘ぐ善良な者たちが、数え切れないほどいる。逆しまに、善良な人々を騙し、安金で辛い仕事をさせ、平然と私...
作家さ行

坂岡真の「うぽっぽ同心十手綴り 第5巻 藪雨」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメントシリーズ第五弾。まさかの展開。こうしたシリーズもののとしては、まず考えられない事件が起きる。だが、このシリーズの根底に流れている暗い部分というものを考えれば、あり得ない設定ではない。人は不幸を背負いながら生きている。長尾...
作家さ行

坂岡真の「うぽっぽ同心十手綴り 第4巻 凍て雲」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメントシリーズ第四弾。蜃気楼のように長尾勘兵衛の前に現れる失踪した妻・静の面影...。今後どうなるのかはさておき、本作は趣向を凝らした短編集となっている。特にうまいのは、単なる通りすがりの何気ない登場人物が、後でとても重要な役...
作家さ行

坂岡真の「うぽっぽ同心十手綴り 第3巻 女殺し坂」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメントシリーズ第三弾。第一巻で書かれているように長尾勘兵衛は、『家族といえば、勘兵衛はじつの両親を知らない。養父母に教えられたはなしでは、亀戸天神の鳥居の根元に捨てられていたという。宮司に拾われ、貰われていったさきが、風烈見廻...
作家さ行

坂岡真の「うぽっぽ同心十手綴り 第2巻 恋文ながし」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメントシリーズ第二弾。第一巻で書かれているように、長尾勘兵衛には静という妻がいた。その静の姿をずっと追い続けている。『失踪は二十年前の出来事だが、未だに、静という妻の面影を引きずっている。』『静は十九、水茶屋の看板娘だった。色...
作家さ行

坂岡真の「うぽっぽ同心十手綴り 第1巻」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメントシリーズ第一巻。物語は文化元年に始まる。『徳川家斉の将軍在位十八年目、天明の飢饉以降、関八州では治安悪化が重大な懸念事となり、幕閣のあいだでは八州廻りの設置が検討されはじめたころだ』本書は登場人物の紹介も兼ねている部分も...
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佐伯泰英の「鎌倉河岸捕物控 第13巻 独り祝言」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメントシリーズ第十三弾。いよいよ政次としほの祝言である。長屋で小さな頃から犬っころのように育った政次、亮吉、彦四郎にも「放埒な独り者の時代は過ぎ」て新たな生活が始まろうとしている。享和元年弥生三月三日のことである。政次としほが...
作家か行

風野真知雄の「耳袋秘帖 第9巻 人形町夕暮殺人事件」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメントシリーズ第九弾。今回は根岸肥前守鎮衛がおかしい。体調の悪さから普段のキレが全くなく、なにやらぼんやりしている。一体どうしたというのか?そんな中、不可解な殺人が三件起きる。それぞれが密接に絡んでいるようにしか見えないもので...
作家か行

風野真知雄の「耳袋秘帖 第8巻 麻布暗闇坂殺人事件」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメントシリーズ第八弾。再び「闇の者」が姿を現す。「闇の者」はシリーズ第四弾「深川芸者殺人事件」でも登場している。これが赤鬼こと根岸肥前守鎮衛の宿敵となるのか?「闇の者」には元締がいるようで、今回登場するのは実行役だけである。元...
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風野真知雄の「耳袋秘帖 第7巻 新宿魔族殺人事件」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメント松浦壱岐守清、号を静山という。松浦は「まつら」と読む。江戸時代を代表する随筆集「甲子夜話」を記した人物。「甲子夜話」は文政四年の甲子の夜に執筆したということ名付けられた。その松浦壱岐守が登場するのが本書。「甲子夜話」によ...
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風野真知雄の「耳袋秘帖 第6巻 両国大相撲殺人事件」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメント今回の事件の発端は、前作の谷中の猫屋敷の騒ぎが起きる以前という設定である。相撲を題材に、最強の力士といわれる雷電為右衛門を主要な登場人物にしている。相撲は江戸の娯楽の一つである。本場所は現在と異なり十日間の興行である。晴...
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風野真知雄の「耳袋秘帖 第5巻 谷中黒猫殺人事件」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメントシリーズ第五弾。ことごとく性格の違う栗田と坂巻。今回は栗田が犬派で、坂巻が猫派ということが分かった。ここまで性格が違うにもかかわらず、段々と互いに親しみを感じ始めているようだ。もてない男・栗田が雪乃と結婚して、それに触発...
作家か行

風野真知雄の「耳袋秘帖 第4巻 深川芸者殺人事件」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメント力丸だけが根岸肥前守鎮衛を「ひいさま」と呼ぶ。ひい爺さまのことではない、肥前守さまが縮まってしまったのだ。この力丸姐さんにスポットが当たる。力丸はもともと、芸妓になりたくなかった。寺子屋の師匠になって学問を教えたいという...
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風野真知雄「耳袋秘帖 第3巻 浅草妖刀殺人事件」の感想とあらすじは?

へぇ、といった感じの話。貧乏神は七福神の姉という話もあるそうです。姉は黒闇天女といって、この神に守られると、ほかのことはともかく、お金の方はさっぱりだとか。まさか、貧乏神が女性だったとは...。このネタ、そのまま時代小説に生かせるような気が...
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風野真知雄「耳袋秘帖 第2巻 八丁堀同心殺人事件」の感想とあらすじは?

シリーズ第二弾。今回は同心が殺されるところから始まります。一体何の目的があるのか。次の事件が起き、殺されたのはまたしても同心。が、いずれの同心も町での評判が悪い。一体誰が?根岸肥前守鎮衛は浪人の子です。幼名は河野銕蔵といいました。母が安生定...
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