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忍者もの

作家や・ら・わ行

山田風太郎の「柳生忍法帖」を読んだ感想とあらすじ

十兵衛三部作の第1弾。本作品と「魔界転生」「柳生十兵衛死す」で「十兵衛三部作」と言われます。忍法帖という割には、忍者が出てこないのも本書の不思議なところです。
作家や・ら・わ行

山田風太郎の「忍法忠臣蔵」を読んだ感想とあらすじ

忠臣蔵を題材にした忍法帖。いかにして赤穂浪士の人数が減っていったのかを史実に沿って、それに忍法を絡めて展開していく。相変わらず、奇想天外でありながら、史実をそれほどゆがめずに進めていく展開能力は鬼才の一言に尽きる。
作家ま行

宮本昌孝の「風魔」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメント文字通り、風魔小太郎を主人公とした小説。豊臣秀吉の時代から、徳川幕府開幕時期までが物語の時代である。この時期の社会風俗については史料が少なく、よく分かっていないことが多いようで、小説でも扱っているものが少ない。おそらくだ...
作家や・ら・わ行

山田風太郎の「甲賀忍法帖」を読んだ感想とあらすじ

甲賀と伊賀の四百年にわたる宿命の対決が、二人の男女によって終焉を迎えようとしていたまさにその時、戒めが解かれ、両者の忍法対決が始まろうとしていました。戒めが解かれたのは、勝った方に賭けたものを三代将軍にすると大御所・家康が決めたからでした…。
作家た行

高橋義夫の「御隠居忍法 第1巻」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメント主人公は鹿間狸斎。狸斎は号で、名は理助。狸斎は四十の声を聞いたとたんに養子の忍に家督を譲り隠居した。御広敷伊賀者、いわゆる御庭番の家柄。伊賀時代には服部半蔵と同格の家格であり、漢の服部と呼ばれる名家だった。漢の服部は火薬...
作家は行

早見俊の「闇御庭番 第1巻 江戸城御駕籠台」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメント将軍直属の闇の御庭番時代小説の笑い声に「これ」といった約束事があるわけではないが、「ほーっほほほ」という笑い声は、女性か公家のものというイメージがある。忍びである公儀御庭番の口から発せられると、どうも調子が狂う。いや、む...
作家か行

五味康祐の「柳生武芸帳」を読んだ感想とあらすじ

面白い作品なのですが、わかりやすい小説ではありません。未完に終わった作品です。小説としては、寛永十二年(一六三五)~寛永十三年(一六三六)までの、わずかな期間しか書かれていませんが、それでも壮大な印象を受ける稀有な作品です。
作家ま行

宮本昌孝の「青嵐の馬」を読んだ感想とあらすじ

短編集。許婚を殺された勝子の仇討の話が「白日の鹿」、忍城の甲斐姫を扱った話が「紅蓮の狼」、徳川家康の甥で後北条家を継いだ保科久太郎の話が「青嵐の馬」である。
作家あ行

宇月原晴明の「聚楽 太閤の錬金窟」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメント日本の伝奇小説の系譜に、西洋のカルトを注ぎ込んだ作品。題名からは「豊臣秀吉の錬金窟」と読めてしまうが、この錬金窟の真の主は豊臣秀次、秀吉の甥であって、殺生関白といわれた人物である。秀吉が出世すると国中から金銀が沸きかえる...
作家た行

多田容子の「双眼」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメント数え切れないほど多くの小説で主役となってきた柳生十兵衛三厳。本書もその一つとなるであろう。ただし、異形の剣士という側面よりも、ある種の心の弱さを持つ剣豪として描かれている。それは、十兵衛が隻眼となった事故から由来する。十...
作家あ行

荒山徹の「高麗秘帖-朝鮮出兵異聞-李舜臣将軍を暗殺せよ」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメント朝鮮水軍の李舜臣がいったん階級を剥奪され、再び攻めてきた日本軍に対抗するために、再度朝鮮水軍を率いるまでの短い期間を舞台にした伝奇小説である。具体的な期間は、慶長の役のあった一五九七年の七月十八日から約二ヶ月間である。あ...
作家ま行

宮本昌孝「将軍の星-義輝異聞」のあらすじと感想は?

覚書/感想/コメント短編集。足利家に絡む話が七話中六つです。「前髪公方」は関東は伊豆にあった堀越公方の話。「妄執の人」は十代将軍であり同時に十二代将軍でもあった足利義材の話。冠に「義輝異聞」がついているのは、「剣豪将軍義輝」の外伝です。足利...
作家さ行

司馬遼太郎の「梟の城」を読んだ感想とあらすじ(映画の原作)

司馬遼太郎氏が第42回直木三十五賞を受賞した作品です。舞台となるのは、秀吉の晩年。伊賀忍者の葛籠重蔵、風間五平、木さる。そして謎の女・小萩。それぞれの思惑が入り乱れる忍びを主人公とした小説です。
作家あ行

池波正太郎の「忍者群像」を読んだ感想とあらすじ

「群像」の名の付く三部作の一作。「鬼火」この部分については、「忍びの風」に詳しい。「首」岩根小五郎は「忍者丹波大介」「忍びの女」などに登場する名である。
作家な行

南原幹雄の「謀将-山本勘助」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメント山本勘助はその存否の論議はありますが、通常川中島の決戦と呼ばれる第四次川中島の戦いで、啄木鳥戦法を見破られた責任を取って戦いに身を投じて死んだとされています。本書で言えば、ちょうど真ん中がこの川中島の決戦です。てっきり、...
作家あ行

池波正太郎の「黒幕」を読んだ感想とあらすじ

「夫婦の城」「槍の大蔵」「獅子の眠り」が真田もの。
作家さ行

司馬遼太郎の「風神の門」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメントある意味、司馬遼太郎版「真田十勇士」といってよい作品です。本書で出てくる真田の忍びは、いわゆる真田十勇士です。ちなみに、真田十勇士とは下記の10名です。猿飛佐助霧隠才蔵海野六郎穴山小助由利鎌之助根津甚八望月六郎筧十蔵三好...
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池波正太郎の「火の国の城」(忍者もの7)を読んだ感想とあらすじ(面白い!)

一連の忍者ものも本書で終了となる。本書では懐かしの於蝶が再登場し、また丹波大介も登場する。当然この二人が中心となって物語が進む。丹波大介は壮年の忍びとして脂がのってきたところであり、於蝶は半分伝説と化している老忍びであるところが本書にアクセントを加えている。

作家あ行

池波正太郎の「忍びの女」(忍者もの6)を読んだ感想とあらすじ

池波正太郎氏の一連の忍者ものの中で、主人公が権力者側に使われている唯一の作品です。この作品の主人公・小たまは終始、伴忍びであり続け、伴忍びを裏切る事はありませんでした。そして、伴忍びが徳川家に仕えている以上、伴忍びを裏切らなかった小たまも徳...
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池波正太郎の「忍者丹波大介」(忍者もの5)を読んだ感想とあらすじ(面白い!)

豊臣秀吉が没してから、関ヶ原の戦いまでが本書の舞台である。話の視点は常に徳川家康とは反対の立場から描かれている。石田三成の家臣・島左近や真田昌幸・幸村親子の視点からというようにである。

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