作家あ行 宇江佐真理の「雷桜」を読んだ感想とあらすじ(映画の原作) 江戸という都会から少しだけ離れた山里。その山里にある不思議な山という特殊な空間が、現実を忘れさせてくれる舞台となっている。そして、そこで出会うお遊と斉道というのは、まるでシンデレラ・ストーリー。 2006.08.14 作家あ行
作家さ行 佐藤雅美の「八州廻り桑山十兵衛 第4巻 江戸からの恋飛脚」を読んだ感想とあらすじ 覚書/感想/コメント連作短編。東奔西走とはこのことか。よくもまぁ、ここまで各地を廻村するものだと感心してしまう。が、忙しすぎて、読んでいて少し気疲れしてしまう。今回は、桑山十兵衛にも恋の話が巡ってきて、これがどうなるのかが一つの読みどころだ... 2006.08.14 作家さ行
お気に入り 宇江佐真理の「髪結い伊三次捕物余話 第4巻 さんだらぼっち」を読んだ感想とあらすじ(面白い!) 覚書/感想/コメントシリーズ四作目。「さんだらぼっち」とは米俵の両端に当てる藁の蓋のこと。桟俵法師が訛ったもの。この表題の「さんだらぼっち」は、不幸な話の多いこの作品の中で一番やりきれない作品である。伊三次の女房になったお文だが、まだ子供の... 2006.08.14 お気に入り作家あ行
お気に入り 宇江佐真理の「髪結い伊三次捕物余話 第3巻 さらば深川」を読んだ感想とあらすじ(面白い!) 覚書/感想/コメントシリーズ三作目。ちょっとした表現の中にも深川の日常の生活が浮かんでくる。それは、季節の移り変わりを教えてくれる表現だったり、情景描写だったりする。相変わらず見事だ。本作品で新たに登場する人物がいる。それぞれがとても癖があ... 2006.08.14 お気に入り作家あ行
お気に入り 宇江佐真理の「髪結い伊三次捕物余話 第2巻 紫紺のつばめ」を読んだ感想とあらすじ(面白い!) 覚書/感想/コメント伊三次には最初から災難続きである。「紫紺のつばめ」でお文と別れてしまい、「ひで」では幼馴染が...。「菜の花の戦ぐ岸辺」では伊三次をかばいきれなかった不破友之進に愛想を尽かす形で別れる。だが、そうはいっても、お文への思い... 2006.08.14 お気に入り作家あ行
お気に入り 宇江佐真理の「髪結い伊三次捕物余話 第1巻 幻の声」を読んだ感想とあらすじ(面白い!) 捕物余話。この「余話」がミソである。単なる捕物帖ではなく、人情話なども織り交ぜながら話が紡がれていく。最初の三話は登場人物のも兼ね、三人の主人公といってよい構成になっている。 2006.08.14 お気に入り作家あ行
作家さ行 佐伯泰英の「密命 第14巻 遠謀-密命・血の絆」を読んだ感想とあらすじ 覚書/感想/コメントシリーズ第十四巻。今回は末娘の結衣がトラブルの元になる。本人はただただ女役者になりたいという気持ちだけがあるのだが、これにつけ込まれる形で、父・惣三郎、兄・清之助に迷惑をかけることになる。だが、このお陰で、久方ぶりの惣三... 2006.08.03 作家さ行
作家さ行 佐伯泰英の「密命 第13巻 追善-密命・死の舞」を読んだ感想とあらすじ 覚書/感想/コメントシリーズ第十三巻。前作で金杉清之助が高野聖の一統と対決したときに得た尾張藩の年寄石河丹後守恒高が約定した書付。これによって、しっかりと尾張の弱みを握ったのが吉宗。この書付をどう使うかは吉宗しだい。だが、いずれにしても、尾... 2006.08.03 作家さ行
作家さ行 佐伯泰英の「密命 第12巻 乱雲-密命・傀儡剣合わせ鏡」を読んだ感想とあらすじ 覚書/感想/コメントシリーズ第十二巻。新生活が始まる直前の棟方新左衛門にとんでもない災難が降りかかりそうだ。棟方新左衛門と夫婦になる約定をしたという女が現れたのだ。幸いにも、棟方新左衛門は内祝いとして金杉一家に呼ばれて飛鳥山に行っている。こ... 2006.08.03 作家さ行
作家さ行 佐伯泰英の『「密命」読本 小説・若き日の金杉惣三郎「虚けの龍」収録』を読んだ感想とあらすじ 覚書/感想/コメントシリーズ番外編の短編「虚けの龍」が収録。若き日の金杉惣三郎が描かれている。まだ金杉の名を継ぐ前で、あやめとの出会いが描かれている。そして、日下左近という宿命のライバルとの関係も描かれている。こうした番外編は度々あっても良... 2006.08.03 作家さ行
作家さ行 佐伯泰英の「密命 第11巻 残夢-密命・熊野秘法剣」を読んだ感想とあらすじ 覚書/感想/コメントシリーズ第十一巻。今回の敵は、熊野の修験者達。火付けをして、その現場を見た者は必ず殺すという残忍な集団である。そして、紀伊藩下屋敷を火付けする。紀伊藩といえば、吉宗の出身藩。吉宗に対する怨みがあるというのか?そもそも熊野... 2006.08.03 作家さ行
作家さ行 佐伯泰英の「密命 第10巻 遺恨-密命・影ノ剣」を読んだ感想とあらすじ 覚書/感想/コメントシリーズ第十巻。(巨星墜つ)から始まる出だしは、波乱含みの展開を予想させる。果たして、惣三郎、清之助親子に魔の手が忍び寄る。修行中の清之助は九州から四国に渡っている。お遍路さんよろしく、四国を回っている。ここに、敵が出現... 2006.08.03 作家さ行
作家さ行 佐伯泰英の「密命 第9巻 極意-密命・御庭番斬殺」を読んだ感想とあらすじ 覚書/感想/コメントシリーズ第九巻。前作で尾張柳生から宣戦布告を受けた金杉惣三郎。元々は誤解から始まったことだが、それがわかった上で尾張柳生は己のメンツを立てるため金杉惣三郎を亡きものにしようと動き始める。そして、これは息子・清之助にも同じ... 2006.08.03 作家さ行
作家さ行 佐伯泰英の「密命 第8巻 悲恋-密命・尾張柳生剣」を読んだ感想とあらすじ 覚書/感想/コメントシリーズ第八巻。大試合といわれる剣術大会が終わって一月後。誤解から金杉惣三郎は狙われることになる。相手は尾張柳生。誤解から始まった今回の襲撃を終わらせたい惣三郎だが、大岡忠相はあきらめよと言う。なぜなら、尾張の兄弟が将軍... 2006.08.03 作家さ行
お気に入り 佐伯泰英の「密命 第7巻 初陣-密命・霜夜炎返し」を読んだ感想とあらすじ(面白い!) 覚書/感想/コメントシリーズ第七巻。徳川吉宗のたっての希望で剣術大会が行われることになった。全国から様々な流派の剣客が集まる。剣の聖地・鹿島でもこの大会の出場者を選ぶ事になった。鹿島では、金杉惣三郎の息子・清之助が米津寛兵衛の下で修行してい... 2006.08.03 お気に入り作家さ行
作家さ行 佐伯泰英の「密命 第6巻 兇刃-密命・一期一殺」を読んだ感想とあらすじ 覚書/感想/コメントシリーズ第六巻。困ったことだが、荒神屋喜八のご託宣は必ず当たる。果たして、再び金杉惣三郎は騒動に巻き込まれる。旧藩・豊後相良藩が再び危機に見舞われたというのだ。今回の危機も、第一巻と同じく"ばてれん"絡み。そして、再びの... 2006.08.03 作家さ行
作家さ行 佐伯泰英の「密命 第5巻 火頭-密命・紅蓮剣」を読んだ感想とあらすじ 覚書/感想/コメントシリーズ第五巻。惣三郎は四十六。白髪の混じり、当時としては老境に入りかけている。剣も若い日のようには修行をしない。だが、石見銕太郎をして、惣三郎の剣は神域に入りかけているようだと言わしめている。剣士として別の次元へと進み... 2006.08.03 作家さ行
作家さ行 佐伯泰英の「密命 第4巻 刺客-密命・斬月剣」を読んだ感想とあらすじ 覚書/感想/コメントシリーズ第四巻。金杉惣三郎も四十の半ば。再び動き出した尾張の兄弟の野望を打ち砕くために一人戦いに挑む。今回は全編を通じて剣豪小説となっている。様々な流派の刺客と対峙する金杉惣三郎。四十も半ばになり、体力的な限界を感じなが... 2006.08.03 作家さ行
作家さ行 佐伯泰英の「密命 第3巻 密命-残月無想斬り」を読んだ感想とあらすじ 覚書/感想/コメントシリーズ第三巻。今回の敵となるのは、百五十六歳となる石動奇嶽である。徳川家にあだをなす妖刀村正をかかげ、金杉惣三郎に襲いかかる。この石動奇嶽との対決が見物であるが、もう一つの見物は「合戦深川冬木ヶ原」であろう。江戸の市中... 2006.08.03 作家さ行
作家さ行 佐伯泰英の「密命 第2巻 密命-弦月三十二人斬り」を読んだ感想とあらすじ 覚書/感想/コメントシリーズ第二巻。話は前作から七年後に飛ぶ。この七年の間に、金杉惣三郎は豊後相良藩の江戸留守居役になっていた。前の江戸留守居役・寺村重左ヱ門が、御家騒動終結後に中風で倒れ、その後を引き継いだのである。寺村重左ヱ門が倒れなけ... 2006.08.03 作家さ行