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小説(江戸時代が舞台)

作家さ行

佐伯泰英の「密命 第1巻 密命-見参!寒月霞斬り」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメントシリーズ第一巻。もともとスペインを舞台にした冒険小説を書いていたのだが、売れなく、ある編集者から「時代ものか官能ものかどちらかを書け」といわれ、官能ものは書けないから時代ものを書いたのだという。その最初の作品が本書である...
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飯嶋和一「始祖鳥記」の感想とあらすじは?

"鳥人"といわれた備前屋幸吉の生涯を描いた歴史小説。物語は備前屋幸吉から始まるので、主人公は幸吉と思いがちであるが、中盤は巴屋伊兵衛、福部屋源太郎らが主人公であり、そのほかにも後半には三階屋仁右衛門が重要な人物として登場している。
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佐伯泰英の「居眠り磐音江戸双紙 第18巻 捨雛ノ川」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメントシリーズ第十八弾。本作でも主要な人物たちの身辺の変化が続く。まずは、おそめ。そろそろ今津屋での奉公も一年になろうとし、おそめの行く先を決めなくてはならなくなる。ここ数作では磐音やおこんらの近いところにいて、一生懸命働く姿...
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佐伯泰英の「居眠り磐音江戸双紙 第17巻 紅椿ノ谷」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメントシリーズ第十七弾。坂崎磐音は藩改革に絡んで藩を離脱。その藩の改革も進み始めている。そして、許嫁だった小林奈緒は新たな人生を歩み出し、磐音がなすことは茫漠としている。一方、おこんもお佐紀の輿入れとともに奥の仕切りから解放さ...
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佐伯泰英の「居眠り磐音江戸双紙 第16巻 螢火ノ宿」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメントシリーズ第十六弾。前作から始まった、主要な人物たちの身辺の変化。これはまだ数作続く感じではあるが、本作では、シリーズの第一巻に始まる、豊後関前藩の騒動に絡んで、その身を苦界に沈めることになった磐音の許嫁・小林奈緒こと白鶴...
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佐伯泰英の「居眠り磐音江戸双紙 第15巻 驟雨ノ町」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメントシリーズ第十五弾。さてさて!磐音の身に大きな変化が訪れようとしている。そういう意味において、本書はシリーズの一つの転換点となるものであろう。ただし、この転換点は本書だけでなく、数冊にまたがる可能性がある。なにせ、転機を迎...
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海音寺潮五郎の「吉宗と宗春」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメント八代将軍徳川吉宗と尾張藩主徳川宗春との確執を描いた小説。馴染みの大岡越前守忠相が登場するが、主人公は徳川宗春である。徳川吉宗と徳川宗春を対比して海音寺潮五郎は次のように言っている。吉宗は魁偉だが、その英雄らしい相貌の下に...
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佐伯泰英の「居眠り磐音江戸双紙 第14巻 夏燕ノ道」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメントシリーズ第十四弾。日光社参が始まる。武家方と町方の力を合わせての日光社参だ。幕府も金蔵がつき、町方から路銀を工面してもらわないと立ちゆかない時勢である。町方が日光社参に同行して勘定を見るのは道理であるが、武家方の人間達に...
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佐伯泰英の「居眠り磐音江戸双紙 第13巻 残花ノ庭」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメントシリーズ第十三弾。なんとも盛りだくさんの内容である。まず、徳川家治の養女・種姫の麻疹を巡り、御城(江戸城)内での権力闘争が表面化する。それに桂川国瑞や速見左近が巻き込まれる。この権力闘争の背後にいるのは田沼意次であり、今...
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佐伯泰英の「居眠り磐音江戸双紙 第12巻 探梅ノ家」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメントシリーズ第十二弾。本書では様々な恋模様が展開、もしくはこれから展開しそうな気配である。まずは、今津屋吉右衛門。奉公人たちが後添えをと気を揉む中で、老分の由蔵が動き出す。これは吉右衛門が気づき、おこんの口を割らせてすでにば...
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佐伯泰英の「居眠り磐音江戸双紙 第11巻 無月ノ橋」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメントシリーズ第十一弾。本書で、南町奉行所の切れ者・笹塚孫一が死の淵を彷徨うほどの重体に陥る。磐音とは奇妙な関係が続いているのだが、長いこと関わっている内に、双方に厚い信頼関係が出来上がっている。だから、磐音は笹塚孫一のために...
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佐伯泰英の「居眠り磐音江戸双紙 第10巻 朝虹ノ島」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメントシリーズ十弾。初めて磐音が不覚を取る。どのように不覚を取るのかは、本書で確認頂きたいが、不覚を取ったおかげで、大事な備前包平に刃こぼれが生じる。包平は備前三平の助平、高平とともに備前の三名刀鍛冶であり、後鳥羽上皇の御帯刀...
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佐伯泰英の「居眠り磐音江戸双紙 第9巻 遠霞ノ峠」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメントシリーズ九弾。豊後関前藩の財政立て直しが本格的にスタートする。まずは関前の物産を江戸に運ぶ第一便がやってこなければ始まらない。そして、第二便、第三便と重ねていくのだ。その重要な第一便が無事につくことが関前藩の立て直しの第...
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佐伯泰英の「居眠り磐音江戸双紙 第8巻 朔風ノ岸」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメントシリーズ八弾。シリーズの四弾で中川淳庵を狙っていた血覚上人を頭とした裏本願寺別院奇徳寺一派との対決に終止符が打たれる。奈緒の足跡をたどる旅の途中で出会ってからの因縁である。そして、その奈緒こと白鶴はまたもや面倒に巻き込ま...
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佐伯泰英の「居眠り磐音江戸双紙 第7巻 狐火ノ杜」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメントシリーズ七弾。秋から冬にかけ、江戸の行楽を上手く物語に散りばめている。秋といえば紅葉狩り。江戸近郊の紅葉の名所では、品川北馬場の万松山東海禅寺、東叡山清水堂、谷中天王寺、滝野川、高田穴八幡、大塚護国寺、品川外れの海晏寺な...
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佐伯泰英「居眠り磐音江戸双紙 第6巻 雨降ノ山」の感想とあらすじは?

シリーズ六弾。涙もろい人は、本書の途中からハンカチやティッシュを側に置いて読まれるといいです。今回は、今津屋吉右衛門の内儀・お艶の大山詣でが大きな話の筋です。これはお艶が死を覚悟した最後の旅になります。目頭を押さえながら読むことになるのは、...
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佐伯泰英の「居眠り磐音江戸双紙 第5巻 龍天ノ門」を読んだ感想とあらすじ

豊後関前藩では深刻な問題が生じている。藩主が国許に戻れない。金がないのだ。そこで、磐音を介して今津屋に借金を申し出る。この時、担保として今津屋が藩主・実高に要求したのが磐音だった。
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佐伯泰英の「居眠り磐音江戸双紙 第4巻 雪華ノ里」を読んだ感想とあらすじ

豊後関前藩のごたごたに一区切りがつき、このごたごたの中で苦界に身売りをせざるを得なかった許嫁・奈緒の行方を探し求める磐音。
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佐伯泰英の「居眠り磐音江戸双紙 第3巻 花芒ノ海」を読んだ感想とあらすじ

本作は一作目から続く豊後関前藩でのもめごとが、どのような結末を迎えるのかが一つの見どころである。だが、これ以外にも磐音の廻りでは様々な出来事が起きる。
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佐伯泰英の「居眠り磐音江戸双紙 第2巻 寒雷ノ坂」を読んだ感想とあらすじ

この巻から坂崎磐音と豊後関前藩宍戸派との戦いが始まる。この巻では、なぜ宍戸派が坂崎磐音を敵視するのか、その概略が記されている。さて、本書に登場する内藤新宿とは現在の新宿である。