お気に入り 藤沢周平「秘太刀馬の骨」の感想とあらすじは? 単純に時代小説というよりは、時代ミステリーといった方がよい作品。石橋銀治郎を探偵とすると、主人公の浅沼半十郎は探偵助手で、その探偵助手から見た小説。 2004.09.26 お気に入り作家は行
作家さ行 佐藤雅美「開国-愚直の宰相・堀田正睦」の感想とあらすじは? 佐藤雅美の出発点となる作品です。この作品の通貨に関する部分を抜き出して出版されたのが「大君の通貨」です。また「官僚川路聖謨の生涯」は本書と対になるものです。本書が、幕府の実質トップの側からの視点であるのに対して、「官僚川路聖謨の生涯」は官僚... 2004.09.25 作家さ行
作家は行 藤沢周平「雪明かり」の感想とあらすじは? 直木賞受賞前後の短編集。大雑把には前半が市井もので、後半が武家ものだが、中間のものは市井もの武家もの半々である。藤沢周平としては前期の作品群になる。 2004.09.24 作家は行
作家は行 藤沢周平「隠し剣秋風抄」の感想とあらすじは? 隠し剣シリーズの第二弾。全九編の短編集。前回同様、今回も独創的な秘剣が炸裂する。さて、印象に残る短編は、「暗黒剣千鳥」「盲目剣谺返し」の二編。「盲目剣谺返し」は2006年公開の「武士の一分」の原作である。 2004.09.23 作家は行
お気に入り 池波正太郎「雲霧仁左衛門」の感想とあらすじは? 池波正太郎の火付盗賊改方というと「鬼平犯科帳」があまりにも有名すぎますので、本書は霞んでしまう面がありますが、「鬼平犯科帳」とは異なり、長編の面白さを十分に堪能できる時代小説であり、短編の「鬼平犯科帳」とは違う魅力にあふれた作品です。 2004.09.23 お気に入り作家あ行
作家は行 藤沢周平「隠し剣孤影抄」の感想とあらすじは? それぞれの秘剣に特徴があるのが本書の魅力であろう。独創的な秘剣がそれぞれに冴えわたる。それがどのようなものなのかは、本書を是非読まれたい。特に印象的なのは、二編目の「臆病剣松風」と「宿命剣鬼走り」である。 2004.09.21 作家は行
お気に入り 藤沢周平「三屋清左衛門残日録」の感想とあらすじは? 「蝉しぐれ」と甲乙つけがたい名作である。連作という形を取っているが、全体を通じての話の流れがある。さて、「三屋清左衛門残日録」では老年というわけではないが、仕事を引退した者の悲哀と希望がうまく画かれている。 2004.09.20 お気に入り作家は行
お気に入り 藤沢周平「蝉しぐれ」の感想とあらすじは? 藤沢周平の長編時代小説です。時代小説のなかでも筆頭にあげられる名著の一冊です。幼い日の淡い恋心を題材にしつつ、藩の権力闘争に翻弄される主人公の物語が一つの骨格にあります。 2004.09.19 お気に入り作家は行
作家か行 北原亞以子「深川澪通り木戸番小屋 第3巻 新地橋」の感想とあらすじは? シリーズ第三弾目。今回は、「鬼の霍乱」でお捨が病に倒れてしまいます。快復したあとは、お捨のころがるような笑い声が響くのですが、その間の笑兵衛の心境がおかしくも、悲しいのです。そして、お捨が倒れたと知ったときの周りの人間の温かさがしみます。こ... 2004.09.18 作家か行
作家か行 北原亞以子「深川澪通り木戸番小屋 第2巻 深川澪通り燈ともし頃」の感想とあらすじは? 深川澪通り木戸番小屋の第二弾で、中編が二編。第一話の話の流れで、第二話が構成されています。第二話では、その後の政吉が簡潔に描かれています。第一話で、今後どうなるのかと思いきや、第二話にうまく絡めています。前作同様、笑兵衛、お捨ての木戸番夫婦... 2004.09.18 作家か行
作家か行 北原亞以子「深川澪通り木戸番小屋 第1巻」の感想とあらすじは? ころころと笑うお捨てと、寡黙な笑兵衛の木戸番夫婦が織りなす市井もの。普通の庶民の抱える悩みや問題に耳を傾ける木戸番の夫婦。悩みや問題を解決するわけではないのだが、相談者が自分で解決する一助にはなっている。 2004.09.18 作家か行
お気に入り 北原亞以子「恋忘れ草」の感想とあらすじは? 直木賞授賞の記者会見で、「江戸のキャリアウーマンを書いたのです」と語っている通り、恋忘れ草の主人公は皆女性で、それぞれが手に職をもっている。 2004.09.17 お気に入り作家か行
作家あ行 乙川優三郎「五年の梅」の感想とあらすじは? それなりに歳をとった人物が主人公となっている。それぞれが人生に対する失敗を犯している。通常ならやり直しのきかない状況でも、やり直そうとする意志をもち、人生を生きようとする姿が描かれている好作品集。 2004.09.16 作家あ行
作家あ行 乙川優三郎「屋烏」の感想とあらすじは? それぞれの短編の主人公たちは、状況は違えども、少なからず不幸です。しかし、救いようのない終わり方はしていません。わずかの幸せをつかみ取ったり、少しの希望を見いだしたり、なんらかの救いが見いだせるようになっています。さて、時代背景は概ね江戸時... 2004.09.16 作家あ行
作家ま行 宮部みゆき「かまいたち」の感想とあらすじは? 出版と前後するのだが、書かれた時期はデビュー当初であり、第二作目として捉えて良い作品集。表題の「かまいたち」はおようの視点から犯人を捜すミステリー風の作品である。 2004.09.14 作家ま行
作家ま行 宮部みゆき「本所深川ふしぎ草紙」の感想とあらすじは? 時代小説・歴史小説ファンには何故宮部みゆき?と思うかも知れない。意外かも知れないが、ミステリーで有名な宮部みゆきはデビュー当初から時代ミステリーを書いている。 2004.09.14 作家ま行
お気に入り 山本一力「損料屋喜八郎始末控え」の感想とあらすじは? これは間違いなく面白いです!!話の筋がしっかりと設定されているため、だるさが一切ありません。かといって、簡潔すぎるわけでもなく、情景描写はしっかりとされています。職人的な文章の作り、組み立てを行っているので、全体のバランスがめちゃくちゃ良い... 2004.09.13 お気に入り作家や・ら・わ行
作家さ行 佐藤雅美「物書同心居眠り紋蔵 第5巻 老博奕打ち」の感想とあらすじは? いつもの紋蔵らしい事件の解決からはじまり、最後はいつものように格好の良くない中年男性で終わります。また、藤木家の様子も、子供達が成長している様子も随所に描かれています。さて、本書の最後の二編。『烈女お久万』で「紋蔵、なかなかやるじゃないか」... 2004.08.26 作家さ行
作家さ行 佐藤雅美「物書同心居眠り紋蔵 第4巻 お尋者」の感想とあらすじは? 紋蔵の興味のわくところ、事件の解決の香りがするらしい、と大竹金吾もようやく思い始めたようで、紋蔵が訪ねる質問には答えるようになってきています。自身の勘所も悪くないのではないかと、紋蔵は思ってきているようにも感じます。そこはそこ、高くなった鼻... 2004.08.26 作家さ行
お気に入り 佐藤雅美「物書同心居眠り紋蔵 第3巻 密約」の感想とあらすじは? 短編集と言うよりは、連作短編です。本書では、紋蔵の父親の死に関して不審な点が浮かび上がってきたところから、その死の真相を突き止めるまでが大きな柱となっています。本書の題「密約」も、最後まで読めば納得のいく題名となっています。さて、この過程で... 2004.08.26 お気に入り作家さ行