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小説(江戸時代が舞台)

作家さ行

佐藤雅美「物書同心居眠り紋蔵 第2巻 隼小僧異聞」の感想とあらすじは?

佐藤雅美の「物書同心居眠り紋蔵 隼小僧異聞」を紹介します。シリーズの第2作目です。ようやく、紋蔵が活躍しはじめるのが、この巻からです。紋蔵の不思議なツキにいち早く気が付いたのは、捨蔵でした。そのツキは留まるところを知りません。どのようにツキ...
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佐藤雅美「物書同心居眠り紋蔵 第1巻」の感想とあらすじは?

佐藤雅美の「物書同心居眠り紋蔵」を紹介します。シリーズの第1作です。紋蔵の活躍はさほど見られませんが、紋蔵の日頃の暮らしぶりがよく分かる作品です。家族を中心として、慎ましく暮らす紋蔵一家。その一家の娘達も色気づきはじめる年頃になっています。...
作家あ行

乙川優三郎「蔓の端々」の感想とあらすじは?

乙川優三郎の「蔓の端々」を紹介します。題名の『蔓の端々』はこの作品を良く表している題です。蔓のように複雑に絡み合いながら、なかなか解けないそれぞれの人生を象徴しているように思われるからです。それは瓜生禎蔵が瓜生仁左衛門の養子になる経緯であり...
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乙川優三郎「霧の橋」の感想とあらすじは?

乙川優三郎の「霧の橋」を紹介します。面白い。まずもって面白いです。仇討ちの話が大きな枝としてあり、夫婦の物語が大きな枝となっており、また、商売を巡った駆け引きが大きな枝となっています。その幹には、侍から商人になり切れない惣兵衛の心情の移り変...
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乙川優三郎「喜知次」の感想とあらすじは?

乙川優三郎の「喜知次」を紹介します。すばらしく清々しい作品です。小太郎、台助、猪平の三人の歩む人生が全くといっていいほど異なっており、悲劇的な人生である場合もありますが、その中でも友情を失いません。同時に、妹花哉との関係が相まって清冽な印象...
作家あ行

乙川優三郎「椿山」の感想とあらすじは?

乙川優三郎の「椿山」を紹介します。『白い月』と『花の顔』は、どん底まで落とされた人間が、最期にほんのわずかな希望を得る所に救いがあります。ほんのわずかの希望さえない物語は、読み終えた後の気分が悪いですが、これらの作品は読後に爽やかささえ感じ...
作家あ行

池波正太郎「あばれ狼」の感想とあらすじは?

池波正太郎の「あばれ狼」を紹介します。『角兵衛狂乱図』『幻影の城』『男の城』が真田ものです。『白い密使』は直接真田一族を舞台としたわけではないですが、真田家対徳川家の構図を舞台にした話となっています。池波正太郎 池波正太郎の真田もの。「真田...
作家あ行

池波正太郎「真田騒動-恩田木工」の感想とあらすじは?

第43回直木三十五賞受賞作『錯乱』を含む短編五編。いずれも真田家を舞台としたものである。
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池波正太郎「獅子」の感想とあらすじは?

池波正太郎の「獅子」を紹介します。直木三十五賞受賞作『錯乱』(「真田騒動-恩田木工」収蔵)とモチーフは同じです。これだけで読んでも面白いのですが、『真田太平記』の続編もしくは後節として読むと更に面白いです。真田信之の無二の忠臣・鈴木右近忠重...