作家あ行 安藤優一郎の「大江戸お寺繁昌記」を読んだ感想 覚書/感想/コメント江戸の町は70%が武家町で、15%が寺社町、15%が町人町だった。武家町は江戸城を囲むようにして展開し、町人町は東側に位置した。寺院と神社を比べると寺院の勢力が強く、大半は寺院の境内地だった。今でいう、台東区と港区に寺院... 2010.02.11 作家あ行日本史
作家さ行 坂岡真の「うぽっぽ同心十手綴り 第1巻」を読んだ感想とあらすじ 覚書/感想/コメントシリーズ第一巻。物語は文化元年に始まる。『徳川家斉の将軍在位十八年目、天明の飢饉以降、関八州では治安悪化が重大な懸念事となり、幕閣のあいだでは八州廻りの設置が検討されはじめたころだ』本書は登場人物の紹介も兼ねている部分も... 2009.11.07 作家さ行
作家さ行 佐伯泰英の「酔いどれ小籐次留書 第11巻 偽小籐次」を読んだ感想とあらすじ 覚書/感想/コメントシリーズ第十一弾。題名のとおり「偽」小籐次が現われる。その目的は一体何なのか?そして、偽小籐次の正体とは?この偽小籐次事件には御鑓拝借騒動の一件が絡んでくる。未だに御鑓拝借騒動が小籐次の身に平安な時をもたらせてくれない。... 2009.06.13 作家さ行
作家や・ら・わ行 米村圭伍の「真田手毬唄」を読んだ感想とあらすじ 覚書/感想/コメント「影法師夢幻」改題。豊臣秀頼は大坂夏の陣で死んでいなかった!という設定で、百七十年を経た江戸時代に七代目秀頼が蘇る。終盤になり米村圭伍作品ではお馴染みの倉地政之助が登場する。また大蜘蛛仙五郎も登場する。時期的には「面影小... 2009.05.30 作家や・ら・わ行
作家た行 高橋義夫の「御隠居忍法 第1巻」を読んだ感想とあらすじ 覚書/感想/コメント主人公は鹿間狸斎。狸斎は号で、名は理助。狸斎は四十の声を聞いたとたんに養子の忍に家督を譲り隠居した。御広敷伊賀者、いわゆる御庭番の家柄。伊賀時代には服部半蔵と同格の家格であり、漢の服部と呼ばれる名家だった。漢の服部は火薬... 2009.05.09 作家た行
作家か行 風野真知雄の「大江戸定年組 第7巻 神奧の山」を読んだ感想とあらすじ 覚書/感想/コメント初秋亭の扁額を掲げて一年半以上。鮫蔵が刺されてから五ヶ月以上。いよいよ謎の宗教集団「げむげむ」を巡る物語のクライマックスである。一方で、女房たちの商売は商売人の仁左衛門も呆れるくらいに上手くいっている。仁左衛門の嫁・おち... 2009.01.03 作家か行
作家さ行 佐伯泰英の「酔いどれ小籐次留書 第10巻 薫風鯉幟」を読んだ感想とあらすじ 覚書/感想/コメントシリーズ第十弾。前作の水戸行きから戻ってきたばかりの赤目小籐次。二十日ばかり留守にしていたので、方々で庖丁研ぎの仕事がたまっている。文政二年(一八一九)仲夏のことである。今回はうづに持ち上がった縁談話を中心に物語が展開し... 2008.12.06 作家さ行
作家さ行 佐伯泰英の「夏目影二郎始末旅 第13巻 忠治狩り」を読んだ感想とあらすじ 覚書/感想/コメントシリーズ第十三弾。前回から数ヶ月後。国定忠治の子分は一人一人捕まり、とうとう忠治は一人で逃げ回る羽目になっている。しだいに追いつめられる忠治から、夏目影二郎に助けを求める遣いがやってくる。見慣れぬ男で六郷の参次と名乗った... 2008.08.24 作家さ行
作家さ行 佐藤雅美の「八州廻り桑山十兵衛 第5巻 花輪茂十郎の特技」を読んだ感想とあらすじ 覚書/感想/コメント今回も色々な騒動が巻き起こり大変な桑山十兵衛であるが、もっともこたえるのは、新婚早々の登勢が実家に戻ってしまったことである。一体なぜ?最近では「桑山に過ぎたるもの二つあり、大業物に上総の女房」と言われるようになった。大業... 2008.08.24 作家さ行
作家は行 深沢秋男の「旗本夫人が見た江戸のたそがれ」を読んだ感想とあらすじ 覚書/感想/コメント幕末の江戸城に近い九段坂下に井関隆子という旗本夫人がいた。彼女の存在を後世に伝える事になったのは、五年間にわたる膨大な日記である。日記は天保の改革が行われた天保十一年(一八四〇)一月一日から十五年(一八四四)十月十一日ま... 2008.06.21 作家は行日本史
作家か行 風野真知雄の「大江戸定年組 第6巻 善鬼の面」を読んだ感想とあらすじ 覚書/感想/コメント前作で殺されたと思った鮫蔵が何とか生きていた。だが、心に深い傷を負ってしまい、再起には時間がかかりそうだ。その鮫蔵の過去が本作で語られる。鮫蔵はかつて神谷久馬といった。八王子の山同心の家柄だ。鮫蔵はまだ見習いの時、山同心... 2008.05.31 作家か行
作家さ行 鈴木英治の「手習重兵衛 第6巻 天狗変」を読んだ感想とあらすじ 覚書/感想/コメントシリーズ最終巻。第一巻から始まったこのシリーズも本巻で完結する。そして、第一巻から始まった信州高島諏訪家三万石で起きている事件の全貌がわかる。このシリーズのおさらいをしてみよう。そもそも、重兵衛が国から追われるようにして... 2008.05.17 作家さ行
作家さ行 鈴木英治の「手習重兵衛 第5巻 道中霧」を読んだ感想とあらすじ 覚書/感想/コメントシリーズ第五弾。白金村に居着く決意をした興津重兵衛。家督放棄のために故郷の諏訪へと向かう事にした。今回の道中にはもう一つ目的がある。取り逃がして以来、なかなか姿を現さない遠藤恒之助をおびき出すことだ。だが、出立を前に気が... 2008.05.17 作家さ行
作家さ行 鈴木英治の「手習重兵衛 第4巻 刃舞」を読んだ感想とあらすじ 覚書/感想/コメントシリーズ第四弾。晴れて無実の身となった重兵衛。だが、そのために友の松山市之進が死に、弟の俊次郎が死に、朋輩の山田平之丞も死んだ。さらには国許で斎藤源右衛門も死んでいる。そのいずれにも遠藤恒之助が絡んでいる。重兵衛には遠藤... 2008.05.17 作家さ行
作家さ行 鈴木英治の「手習重兵衛 第3巻 暁闇」を読んだ感想とあらすじ 覚書/感想/コメントシリーズ第三弾。このシリーズはだんだんと面白くなっていく。そして、本作で多くの事がわかってくる。まずは、第一作目で重兵衛が国から追われるようにして逃げなければならなかった事件の真相がついに明かされる。事件は、信州高島諏訪... 2008.05.10 作家さ行
作家さ行 鈴木英治の「手習重兵衛 第2巻 梵鐘」を読んだ感想とあらすじ 覚書/感想/コメントシリーズ第二弾。本作は短編形式で、前作に登場した重要な脇役達を掘り下げ、それぞれを紹介している感じである。前作で謎となっている部分はなんの進展もしないので、謎は謎のまま次作以降へと持ち越される。だが、シリーズということで... 2008.05.10 作家さ行
作家さ行 鈴木英治の「手習重兵衛 第1巻 闇討ち斬」を読んだ感想とあらすじ 覚書/感想/コメントシリーズ第一弾。この「手習重兵衛」シリーズは全六巻である。一話完結というわけではないので、最初から順番に読むことをオススメする。最初ということもあって、判明する情報が少ない。主人公は興津重兵衛。六尺ほどある。信州高島諏訪... 2008.05.10 作家さ行
作家さ行 佐伯泰英の「酔いどれ小籐次留書 第9巻 春雷道中」を読んだ感想とあらすじ 覚書/感想/コメントシリーズ第九弾。前作の予想通り水戸へと行くことになった小籐次。小僧の国三やら、手代の浩介と久慈屋の娘・おやえも一緒であり、主の昌右衛門も一緒である。これに駿太郎も加わった六人の旅。前作の魑魅魍魎のような人物というのは登場... 2008.03.08 作家さ行
作家か行 風野真知雄「大江戸定年組 第5巻 金狐の首」の感想とあらすじは? 夏木権之助の足取りもしっかりとしてきています。七福仁左衛門も五十六になってできた息子が可愛くて仕方がないようです。あとは、家を出てしまった藤村慎三郎の妻・加代と仁左衛門の倅・鯉右衛門の女房・おちさが戻ってくれば平和になります。しかし、シリー... 2008.03.01 作家か行