作家さ行 塩野七生の「ローマ人の物語 第10巻 すべての道はローマに通ず」を読んだ感想とあらすじ 覚書/感想/コメント本書はローマ人が築き上げたインフラストラクチャーのみを扱っている。面白く、歴史観光ガイドのようでもある。街道、橋、水道、医療、教育が中心で、すべてのインフラストラクチャーを扱っているわけではない。イタリアに限らず、地中海... 2008.10.11 作家さ行
作家さ行 塩野七生の「ローマ人の物語 第9巻 賢帝の世紀」を読んだ感想とあらすじ 覚書/感想/コメントこの巻で取り上げるのはトライアヌス、ハドリアヌス、アントニヌス・ピウスの三人の皇帝である。五賢帝と呼ばれる時代であり、同時代のローマ人も黄金の世紀と呼んだ時代のことである。塩野七生氏は困り果てていると書き出している。それ... 2008.10.11 作家さ行
作家さ行 塩野七生の「ローマ人の物語 第8巻 危機と克服」を読んだ感想とあらすじ 覚書/感想/コメント本書で書かれているのは二十九年間分。皇帝ネロの死からはじまって、トライアヌスが登場するまでの期間である。この間に就いた皇帝はガルバ、オトー、ヴィテリウス、ヴェスパシアヌス、ティトゥス、ドミティアヌス、ネルヴァの七人である... 2008.10.04 作家さ行
作家さ行 塩野七生の「ローマ人の物語 第7巻 悪名高き皇帝たち」を読んだ感想とあらすじ 覚書/感想/コメントカエサルに始まり、アウグストゥスが確立した帝政ローマ。教科書的にはアウグストゥスが初代とされるが、その初期帝政期においてユリウス=クラウディウス朝と呼ばれた皇帝たちを書いているのが本書。扱われる皇帝は、ティベリウス、カリ... 2008.10.04 作家さ行
作家さ行 塩野七生「ローマ人の物語 第6巻 パクス・ロマーナ」の感想とあらすじは? 本書の主人公はただ一人。アウグストゥス(オクタヴィアヌス)です。ローマ帝国が存続しているかぎり「神君アウグストゥス」と呼ばれた人物でした。「読者に」で塩野七生氏が書いているように、アウグストゥスはスッラやカエサルのように愉快でもなく、実戦の... 2008.09.13 作家さ行
お気に入り 塩野七生の「ローマ人の物語 第5巻 ユリウス・カエサル ルビコン以後」の感想とあらすじは? 教科書などで習うようなカエサルの業績、事績というのは、ルビコンを渡ったあとからのことがほとんど。つまり、本書で取り扱っている部分です。ドイツの歴史家モムゼンはカエサルを「ローマが生んだ唯一の創造的天才」と評しているそうです。そして、ローマが... 2008.09.13 お気に入り作家さ行
お気に入り 塩野七生「ローマ人の物語 第4巻 ユリウス・カエサル ルビコン以前」の感想とあらすじは? 塩野七生氏の最も好きな人物であるユリウス・カエサル。ローマ史上最も魅力に溢れた人物です。その彼を描くために、本書「ローマ人の物語4」だけでなく「ローマ人の物語5」という上下に分けているくらいの力の入れようです。また、それぞれの本の厚さも、「... 2008.09.06 お気に入り作家さ行
作家さ行 塩野七生の「ローマ人の物語 第3巻 勝者の混迷」を読んだ感想とあらすじ 覚書/感想/コメントポエニ戦役終了後からユリウス・カエサルが登場するまでの、共和制ローマが揺れ動いた時代を扱っている。この時期の重要な人物は、目次にあるように、グラックス兄弟、マリウス、スッラ、ポンペイウスである。最後のポンペイウスあたりに... 2008.09.06 作家さ行
お気に入り 塩野七生の「ローマ人の物語 第2巻 ハンニバル戦記」と感想とあらすじは? 時代の申し子であるハンニバルとスキピオ・アフリカヌス(大スキピオ)という二人の天才が登場すします。ハンニバルはそれまでの戦闘の常識を覆す戦の革命児でした。このハンニバルにとっての悲劇は、最も優秀な弟子が敵方の将スキピオとして現われたことです... 2008.08.30 お気に入り作家さ行