作家さ行 佐藤雅美「田沼意次-主殿の税」の感想とあらすじは? 宝暦十年(一七六〇年)頃からの、およそ四半世紀を一般に田沼時代といいます。収賄政治の権化と見られる田沼意次ですが、その発想するところは、かなりの先見の明の持ち主であったことが分かる内容となっています。幕府が弱体化するのは、金を唸るほど持って... 2004.11.11 作家さ行
作家さ行 佐藤雅美「幽斎玄旨」の感想とあらすじは? 「樓岸夢一定-蜂須賀小六」と同じく、信長、秀吉に仕えた細川藤孝(幽斎)を主人公にしています。文武両道というのを地でいくような武人です。武の方では、突進する牛の角をつかみ、投げ飛ばしたとの逸話もある持ち主です。一方、文においても、歌道を極め古... 2004.10.30 作家さ行
作家さ行 佐藤雅美「樓岸夢一定-蜂須賀小六」の感想とあらすじは? 信長が権力を拡大するにつれ、その横暴さも増長していく様が小六を通じて丹念に描かれています。横暴さは自身の持つ権力を失うことへの恐れであり、その権力に翻弄されてしまうことへの恐れでもあると感じます。時代は繰り返し、秀吉も権力を握ると猜疑心が強... 2004.10.27 作家さ行
お気に入り 佐藤雅美「槍持ち佐五平の首」の感想とあらすじは? 実際にあった事件を扱った短編集。人間は頑固、見栄、強欲、名誉といった、あらゆる煩悩から解放されない生き物なのでしょうが、この短編集に収められた話は、そうした煩悩がもたらす結果が禄なものではないことを如実に物語っており、面白いです。内容/あら... 2004.10.25 お気に入り作家さ行
作家さ行 佐藤雅美「無法者(アウトロー)」の感想とあらすじは? 八州廻りを題材にしたシリーズ「八州廻り桑山十兵衛」の副読本的に読むと面白いです。八州廻りとは関東取締役出役の通称で、公事方奉行の支配を受けています。江戸の町で考えれば、南北の町奉行に対して、与力・同心がいます。この与力・同心をイメージすれば... 2004.10.19 作家さ行
作家さ行 佐藤雅美「百助嘘八百物語」の感想とあらすじは? 百助と名乗るいかさま師と鳶人足の辰次の迷コンビが繰り広げる、ドタバタいかさま劇。といってしまうと、チンケな感じがしますが、そのいかさまのカラクリや、仕掛け方が見事です。若干コミカルな感じがするのは否めませんが。しかも、佐藤雅美の時代考証の緻... 2004.10.11 作家さ行
お気に入り 佐藤雅美「八州廻り桑山十兵衛 第3巻 劇盗二代目日本左衛門」の感想とあらすじは? 本作も連作短編。いつものように最後まで柱となる話があります。一つは組合村の問題。悪党者を江戸に送るためには小さな村単位では費用がかさみすぎます。この問題を解決するために組合村という構想を十兵衛は組頭の真田九右衛門に提言するのですが、これがど... 2004.10.11 お気に入り作家さ行
お気に入り 佐藤雅美「八州廻り桑山十兵衛 第2巻 殺された道案内」の感想とあらすじは? 今回は木崎と忍を舞台にした連作短編です。木崎では伊勢崎屋源兵衛とそめを巡る話が始まり、本書の最後まで続きます。また、忍では初枝と十兵衛を巡る話が始まり、本書の最後まで続きます。さらには、幕末・北辰一刀流で名をはせた千葉周作を巡る話が本書の最... 2004.10.11 お気に入り作家さ行
お気に入り 佐藤雅美「八州廻り桑山十兵衛 第1巻」の感想とあらすじは? 連作短編となっており、それぞれに独立した話になっていますが、それとは別に桑山十兵衛の娘八重を巡る話が続いています。八州廻りは正月以外は江戸を離れていることが多いため、十月以外の月に生まれる子は、本人の子供でない可能性が高くなります。八重はそ... 2004.10.11 お気に入り作家さ行
お気に入り 佐藤雅美「恵比寿屋喜兵衛手控え」の感想とあらすじは? 江戸時代の裁判制度のうち、現代の民事裁判に相当する裁判を題材にしている。この民事裁判に相当する訴訟に挑む際、公事宿を根城にして訴訟に挑むことになる。この公事宿の主人が恵比寿屋喜兵衛である。 2004.10.09 お気に入り作家さ行
作家さ行 佐藤雅美「官僚川路聖謨の生涯」の感想とあらすじは? 「開国 愚直の宰相堀田正睦」と対になるものです。時代は「開国 愚直の宰相堀田正睦」より先んじた所から始まります。激動の時代が幕開け、否応なく幕府は外国の使節との交渉を迫られることになります。この交渉次第によっては、幕府の維新が揺らぐことくら... 2004.10.09 作家さ行
作家さ行 佐藤雅美「開国-愚直の宰相・堀田正睦」の感想とあらすじは? 佐藤雅美の出発点となる作品です。この作品の通貨に関する部分を抜き出して出版されたのが「大君の通貨」です。また「官僚川路聖謨の生涯」は本書と対になるものです。本書が、幕府の実質トップの側からの視点であるのに対して、「官僚川路聖謨の生涯」は官僚... 2004.09.25 作家さ行
作家さ行 佐藤雅美「大君の通貨-幕末「円ドル」戦争」の感想とあらすじは? 徳川幕府の崩壊は、幕末の薩長の活躍があまりにクローズアップされているので、それがために徳川幕府が崩壊したと理解している人も多いと思うが、本書を読めば、半分は自滅したことが分かると思う。 2004.09.25 作家さ行
作家さ行 佐藤雅美「物書同心居眠り紋蔵 第5巻 老博奕打ち」の感想とあらすじは? いつもの紋蔵らしい事件の解決からはじまり、最後はいつものように格好の良くない中年男性で終わります。また、藤木家の様子も、子供達が成長している様子も随所に描かれています。さて、本書の最後の二編。『烈女お久万』で「紋蔵、なかなかやるじゃないか」... 2004.08.26 作家さ行
作家さ行 佐藤雅美「物書同心居眠り紋蔵 第4巻 お尋者」の感想とあらすじは? 紋蔵の興味のわくところ、事件の解決の香りがするらしい、と大竹金吾もようやく思い始めたようで、紋蔵が訪ねる質問には答えるようになってきています。自身の勘所も悪くないのではないかと、紋蔵は思ってきているようにも感じます。そこはそこ、高くなった鼻... 2004.08.26 作家さ行
お気に入り 佐藤雅美「物書同心居眠り紋蔵 第3巻 密約」の感想とあらすじは? 短編集と言うよりは、連作短編です。本書では、紋蔵の父親の死に関して不審な点が浮かび上がってきたところから、その死の真相を突き止めるまでが大きな柱となっています。本書の題「密約」も、最後まで読めば納得のいく題名となっています。さて、この過程で... 2004.08.26 お気に入り作家さ行
作家さ行 佐藤雅美「物書同心居眠り紋蔵 第2巻 隼小僧異聞」の感想とあらすじは? 佐藤雅美の「物書同心居眠り紋蔵 隼小僧異聞」を紹介します。シリーズの第2作目です。ようやく、紋蔵が活躍しはじめるのが、この巻からです。紋蔵の不思議なツキにいち早く気が付いたのは、捨蔵でした。そのツキは留まるところを知りません。どのようにツキ... 2004.08.26 作家さ行
お気に入り 佐藤雅美「物書同心居眠り紋蔵 第1巻」の感想とあらすじは? 佐藤雅美の「物書同心居眠り紋蔵」を紹介します。シリーズの第1作です。紋蔵の活躍はさほど見られませんが、紋蔵の日頃の暮らしぶりがよく分かる作品です。家族を中心として、慎ましく暮らす紋蔵一家。その一家の娘達も色気づきはじめる年頃になっています。... 2004.08.26 お気に入り作家さ行