作家さ行 佐伯泰英の『「密命」読本 小説・若き日の金杉惣三郎「虚けの龍」収録』を読んだ感想とあらすじ 覚書/感想/コメントシリーズ番外編の短編「虚けの龍」が収録。若き日の金杉惣三郎が描かれている。まだ金杉の名を継ぐ前で、あやめとの出会いが描かれている。そして、日下左近という宿命のライバルとの関係も描かれている。こうした番外編は度々あっても良... 2006.08.03 作家さ行
作家さ行 佐伯泰英の「密命 第11巻 残夢-密命・熊野秘法剣」を読んだ感想とあらすじ 覚書/感想/コメントシリーズ第十一巻。今回の敵は、熊野の修験者達。火付けをして、その現場を見た者は必ず殺すという残忍な集団である。そして、紀伊藩下屋敷を火付けする。紀伊藩といえば、吉宗の出身藩。吉宗に対する怨みがあるというのか?そもそも熊野... 2006.08.03 作家さ行
作家さ行 佐伯泰英の「密命 第10巻 遺恨-密命・影ノ剣」を読んだ感想とあらすじ 覚書/感想/コメントシリーズ第十巻。(巨星墜つ)から始まる出だしは、波乱含みの展開を予想させる。果たして、惣三郎、清之助親子に魔の手が忍び寄る。修行中の清之助は九州から四国に渡っている。お遍路さんよろしく、四国を回っている。ここに、敵が出現... 2006.08.03 作家さ行
作家さ行 佐伯泰英の「密命 第9巻 極意-密命・御庭番斬殺」を読んだ感想とあらすじ 覚書/感想/コメントシリーズ第九巻。前作で尾張柳生から宣戦布告を受けた金杉惣三郎。元々は誤解から始まったことだが、それがわかった上で尾張柳生は己のメンツを立てるため金杉惣三郎を亡きものにしようと動き始める。そして、これは息子・清之助にも同じ... 2006.08.03 作家さ行
作家さ行 佐伯泰英の「密命 第8巻 悲恋-密命・尾張柳生剣」を読んだ感想とあらすじ 覚書/感想/コメントシリーズ第八巻。大試合といわれる剣術大会が終わって一月後。誤解から金杉惣三郎は狙われることになる。相手は尾張柳生。誤解から始まった今回の襲撃を終わらせたい惣三郎だが、大岡忠相はあきらめよと言う。なぜなら、尾張の兄弟が将軍... 2006.08.03 作家さ行
お気に入り 佐伯泰英の「密命 第7巻 初陣-密命・霜夜炎返し」を読んだ感想とあらすじ(面白い!) 覚書/感想/コメントシリーズ第七巻。徳川吉宗のたっての希望で剣術大会が行われることになった。全国から様々な流派の剣客が集まる。剣の聖地・鹿島でもこの大会の出場者を選ぶ事になった。鹿島では、金杉惣三郎の息子・清之助が米津寛兵衛の下で修行してい... 2006.08.03 お気に入り作家さ行
作家さ行 佐伯泰英の「密命 第6巻 兇刃-密命・一期一殺」を読んだ感想とあらすじ 覚書/感想/コメントシリーズ第六巻。困ったことだが、荒神屋喜八のご託宣は必ず当たる。果たして、再び金杉惣三郎は騒動に巻き込まれる。旧藩・豊後相良藩が再び危機に見舞われたというのだ。今回の危機も、第一巻と同じく"ばてれん"絡み。そして、再びの... 2006.08.03 作家さ行
作家さ行 佐伯泰英の「密命 第5巻 火頭-密命・紅蓮剣」を読んだ感想とあらすじ 覚書/感想/コメントシリーズ第五巻。惣三郎は四十六。白髪の混じり、当時としては老境に入りかけている。剣も若い日のようには修行をしない。だが、石見銕太郎をして、惣三郎の剣は神域に入りかけているようだと言わしめている。剣士として別の次元へと進み... 2006.08.03 作家さ行
作家さ行 佐伯泰英の「密命 第4巻 刺客-密命・斬月剣」を読んだ感想とあらすじ 覚書/感想/コメントシリーズ第四巻。金杉惣三郎も四十の半ば。再び動き出した尾張の兄弟の野望を打ち砕くために一人戦いに挑む。今回は全編を通じて剣豪小説となっている。様々な流派の刺客と対峙する金杉惣三郎。四十も半ばになり、体力的な限界を感じなが... 2006.08.03 作家さ行
作家さ行 佐伯泰英の「密命 第3巻 密命-残月無想斬り」を読んだ感想とあらすじ 覚書/感想/コメントシリーズ第三巻。今回の敵となるのは、百五十六歳となる石動奇嶽である。徳川家にあだをなす妖刀村正をかかげ、金杉惣三郎に襲いかかる。この石動奇嶽との対決が見物であるが、もう一つの見物は「合戦深川冬木ヶ原」であろう。江戸の市中... 2006.08.03 作家さ行
作家さ行 佐伯泰英の「密命 第2巻 密命-弦月三十二人斬り」を読んだ感想とあらすじ 覚書/感想/コメントシリーズ第二巻。話は前作から七年後に飛ぶ。この七年の間に、金杉惣三郎は豊後相良藩の江戸留守居役になっていた。前の江戸留守居役・寺村重左ヱ門が、御家騒動終結後に中風で倒れ、その後を引き継いだのである。寺村重左ヱ門が倒れなけ... 2006.08.03 作家さ行
作家さ行 佐伯泰英の「密命 第1巻 密命-見参!寒月霞斬り」を読んだ感想とあらすじ 覚書/感想/コメントシリーズ第一巻。もともとスペインを舞台にした冒険小説を書いていたのだが、売れなく、ある編集者から「時代ものか官能ものかどちらかを書け」といわれ、官能ものは書けないから時代ものを書いたのだという。その最初の作品が本書である... 2006.08.03 作家さ行
作家か行 海音寺潮五郎の「乱世の英雄」を読んだ感想とあらすじ(面白い!) 覚書/感想/コメントあとがきで荻生徂徠の言葉「いり豆をかじりつつ古今の英雄豪傑を罵倒するは人生最上の快事である」を引用している。もっともこうできるのは荻生徂徠程の学識がなければできないことで、相応の知識や見解を持たなければならない。本書は歴... 2006.07.15 作家か行
作家か行 海音寺潮五郎の「吉宗と宗春」を読んだ感想とあらすじ 覚書/感想/コメント八代将軍徳川吉宗と尾張藩主徳川宗春との確執を描いた小説。馴染みの大岡越前守忠相が登場するが、主人公は徳川宗春である。徳川吉宗と徳川宗春を対比して海音寺潮五郎は次のように言っている。吉宗は魁偉だが、その英雄らしい相貌の下に... 2006.07.08 作家か行
作家か行 海音寺潮五郎の「悪人列伝4 近代篇」を読んだ感想とあらすじ 覚書/感想/コメント「大槻伝蔵」の絡んだ加賀騒動が全くのデタラメなものであるというのは衝撃的である。権力のある人間が自己弁護のために事実を歪曲して、嘘に嘘を塗り固める様は、げに恐ろしいものがある。「田沼意次」の評判が悪かったのは、収賄、政治... 2006.05.13 作家か行
作家あ行 池波正太郎「剣客商売番外編 第1 黒白」の感想とあらすじは? 剣客商売番外編であるが、剣客商売シリーズの中では時系列的にこの作品が最初になる。若かりし頃の秋山小兵衛が描かれているからだ。そして、時系列的にはもう一つの番外編「ないしょ ないしょ」が本書の次に来る。そして、本編の剣客商売シリーズへと続く。 2005.05.13 作家あ行
作家は行 藤沢周平「用心棒日月抄 第4巻 凶刃」の感想とあらすじは? 同窓会的な内容である。十六年ぶりに再会する青江又八郎と佐知、細谷源太夫、相模屋吉蔵。それぞれに十六年の歳月が流れ、年相応に体つきが変わっている。時の残酷さを感じる内容でもある。 2005.03.18 作家は行
お気に入り 池波正太郎「雲霧仁左衛門」の感想とあらすじは? 池波正太郎の火付盗賊改方というと「鬼平犯科帳」があまりにも有名すぎますので、本書は霞んでしまう面がありますが、「鬼平犯科帳」とは異なり、長編の面白さを十分に堪能できる時代小説であり、短編の「鬼平犯科帳」とは違う魅力にあふれた作品です。 2004.09.23 お気に入り作家あ行