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津本陽

津本陽の紹介と作品・著書

略歴

(1929-2018)
津本陽(つもとよう)。小説家。本名は寅吉(とらよし)。
和歌山県和歌山市生まれ。旧制和歌山一中(和歌山県立桐蔭高等学校)を経て、東北大学法学部卒。
同人誌「VIKING」で活動し、1978年に故郷和歌山を舞台にした「深重の海」で第79回直木三十五賞を受賞。
剣豪小説で人気を得て、歴史小説へと幅を広げた。歴史を題材にした随筆もある。
代表作に信長、秀吉、家康を描いた「下天は夢か」「夢のまた夢」「乾坤の夢」の夢三部作などがある。
剣道の有段者で、居合もする。
1978年「深重の海」で第79回直木三十五賞
1993年和歌山県文化賞
1995年「夢のまた夢」で第29回吉川英治文学賞
1997年紫綬褒章
2005年第53回菊池寛賞

作家た行

津本陽の「龍馬(五) 流星篇」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメント坂本龍馬を描いた作品としては司馬遼太郎氏の「竜馬がゆく」が筆頭にあげられる。本書では志士としての龍馬ではなく、「商人」という龍馬像としての姿が描かれ、そうした点では新しい龍馬像を描いているといえる。豊富な史料に基づいてい...
作家た行

津本陽の「龍馬(四) 薩長篇」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメント薩長同盟の立役者として、薩摩藩から洋帆船を褒美としてもらうことになったが、その船を難破で失ってしまう。これから海運業者としてのスタートしようとする矢先のことで、龍馬は船を持たない海運業者となってしまう。亀山社中が最も苦し...
作家た行

津本陽の「龍馬(三) 海軍篇」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメント勝麟太郎が神戸の海軍操練所を設け、そして麟太郎と龍馬が別れるまでの期間を中心に描かれている。他に、七卿落ちや池田屋騒動など、この時期の主立った事件が書かれている。七卿落ちは文久三年八月十八日の政変で、七人の公卿が京より追...
作家た行

津本陽の「龍馬(二) 脱藩篇」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメント津本「龍馬」は正直読みにくい。その読みにくさが現われてくるのがこの巻からである。幕末の激動は、藩という組織単位の動きと、志士と呼ばれる個人単位の動きが複雑に入り交じっている。個人単位の志士たちの動きは、藩という組織を逸脱...
作家た行

津本陽の「龍馬(一) 青雲篇」を読んだ感想とあらすじ

覚書/感想/コメント坂本龍馬。幕末を代表する志士の一人である。その生涯を丹念に追ったのがこの作品である。第一巻は嘉永四年(一八五一)から安政二年(一八五五)までで、龍馬が土佐から江戸へ遊学し見聞を広める時期である。数え年で十七才から二十一才...
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