日本で最も古い学校
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足利学校は、日本で最も古い学校として知られ、その遺跡は大正10年に国の史跡に指定されています。
足利学校の創建については、奈良時代の国学の遺制説、平安時代の小野篁説、鎌倉時代の足利義兼説などがありますが、歴史が明らかになるのは、室町時代の永享11年(1439)関東管領・上杉憲実(うえすぎのりざね)が、現在国宝に指定されている書籍を寄進し、鎌倉円覚寺から僧・快元(かいげん)を招いて初代の庠主(しょうしゅ=校長)とし、足利学校の経営にあたらせるなどして学校を再興してからです。
足利学校は、応仁の乱以後、引き続く戦乱の中、学問の灯を絶やすことなくともし続け、学徒三千といわれるほどに隆盛し、天文18年(1549)にはイエズス会の宣教師フランシスコ・ザビエルにより「日本国中最も大にして、最も有名な坂東の大学」と世界に紹介されました。
江戸時代の末期には「坂東の大学」の役割を終え、明治5年に幕をおろしましたが、廃校直後から有志による保存運動が展開されるなど、郷土のシンボル、心のよりどころとして足利学校の精神は市民の中に連綿として生き続け、平成2年の復原完成へとつながり、教育の原点、生涯学習の拠点として、新しい学びの心の灯をともしています。
https://www.city.ashikaga.tochigi.jp/site/ashikagagakko/
2015年4月24日に日本遺産の「近世日本の教育遺産群─学ぶ心・礼節の本源─」に認定されました。
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足利学校では戦国時代の軍師たちが学んだ…?
戦国時代の軍師で足利学校で学んだとされる人物が何人かいます。山本勘助もその一人とされています。
足利学校の案内
地図
茂右衛門蔵
足利学校の近くにある蔵です。
周囲の街並みを眺めながら歩いていると視界に入ってきます。
江戸時代に足利に織物産業を広めた小佐野茂右衛門にちなんで名付けられているそうです。