宇都宮市の中心に位置する城です。宇都宮二荒山神社とともに、宇都宮市の発展の中心になりました。
市の中心にありますので、訪問は車でも公共交通機関のどちらでも便利です。
公共交通機関でしたら、JR宇都宮駅、東武宇都宮駅のいずれからでも徒歩圏内です。
宿泊旅行なら旅行サイトを利用するのが良いと思います。下記をご参考になさってください。
「よみがえれ!宇都宮城」市民の会
宇都宮市と協働で市民の側から宇都宮城の復元を目指す市民団体のホームページです。宇都宮城の歴史や、城址公園の愛護活動を紹介。
宇都宮城(宇都宮城址公園)
宇都宮城(うつのみやじょう)は関東七名城の一つです。
- 宇都宮城(栃木県宇都宮市)
- 忍城(埼玉県行田市)
- 金山城(群馬県太田市)
- 川越城(埼玉県川越市)
- 唐沢山城(栃木県佐野市・田沼町)
- 多気城(茨城県つくば市)
- 前橋城(群馬県前橋市)
※多気城の代わりに佐竹城(茨城県常陸太田市)を加える説もあります。
最初の築城は、11世紀の平安時代にさかのぼり、下野を地盤とした藤原秀郷、もしくは藤原宗円が築城したと言われます。
その後、鎌倉時代から戦国時代までの中世は、宇都宮氏が城主となりました。
江戸時代になると、宇都宮藩の藩庁になります。
また、徳川将軍の日光東照宮参拝の際には将軍の宿泊施設として利用されてきました。
宇都宮城は1キロ四方の広さがありましたが、1868年の戊辰戦争で建物の多くが焼失しました。
堀や土塁も崩されて、当時の面影はほとんどなくなります。
2000年代に入り、復興され、2007年(平成19年)3月に宇都宮城址公園として開園、一般公開されました。
復興されたのは、宇都宮城本丸の一部です。
宇都宮城釣天井事件
この城を舞台にした有名な事件が「宇都宮城釣天井事件(うつのみやじょうつりてんじょうじけん)」です。
江戸時代の元和8年(1622年)、下野国宇都宮藩主で江戸幕府年寄の本多正純が、宇都宮城に釣天井を仕掛けて第2代将軍徳川秀忠の暗殺を図ったとされる事件です。
この事件で本多家は改易、正純が流罪となりました。
典型的な政争で、本田正純が政争に敗れた事件です。
宇都宮城釣天井事件を扱った小説には次の小説があります。