概要
吉川英治文学賞(よしかわえいじぶんがくしょう)。
大衆小説が対象。ベテランの作家が受賞するケースが多い。
当初は功労賞的な側面が強かった。
近年は具体的な作品が対象。
1980年以降は吉川英治文学新人賞が、平行して運営されている。こちらは新人もしくは中堅が対象。
主催:公益財団法人吉川英治国民文化振興会
後援:講談社
受賞作
第51回~第60回
- 第55回 2021年 村山由佳 「風よ あらしよ」
- 第54回 2020年 ―
- 第53回 2019年 篠田節子 「鏡の背面」
- 第52回 2018年 帚木蓬生 「守教」
- 第51回 2017年 藤田宜永 「大雪物語」
第41回~第50回
- 第50回 2016年 赤川次郎 「東京零年」
- 第49回 2015年 逢坂剛 「平蔵狩り」
- 第48回 2014年 大沢在昌 「海と月の迷路」、東野圭吾 「祈りの幕が下りる時」
- 第47回 2013年 小池真理子 「沈黙のひと」
- 第46回 2012年 夢枕獏 「大江戸釣客伝」
- 第45回 2011年 森村誠一 「悪道」
- 第44回 2010年 重松清 「十字架」
- 第43回 2009年 奥田英朗 「オリンピックの身代金」
- 第42回 2008年 浅田次郎 「中原の虹」
- 第41回 2007年 宮部みゆき 「名もなき毒」
第31回~第40回
- 第40回 2006年 ―
- 第39回 2005年 北原亞以子 「夜の明けるまで」
- 第38回 2004年 北方謙三 「楊家将」
- 第37回 2003年 原田康子 「海霧」
- 第36回 2002年 伊集院静 「ごろごろ」
- 第35回 2001年 宮城谷昌光 「子産」
- 第34回 2000年 高橋克彦 「火怨」
- 第33回 1999年 白石一郎 「怒濤のごとく」
- 第32回 1998年 林真理子 「みんなの秘密」、皆川博子 「死の泉」
- 第31回 1997年 野坂昭如 「同心円」
第21回~第30回
- 第30回 1996年 高橋治 「星の衣」
- 第29回 1995年 津本陽 「夢のまた夢」、阿刀田高 「新トロイア物語」
- 第28回 1994年 ―
- 第27回 1993年 田辺聖子 「ひねくれ一茶」
- 第26回 1992年 陳舜臣 「諸葛孔明」
- 第25回 1991年 平岩弓枝 「花影の花 大石内蔵助の妻」
- 第24回 1990年 尾崎秀樹 「大衆文学の歴史」
- 第23回 1989年 早乙女貢 「會津士魂」
- 第22回 1988年 永井路子 「雲と風と」ならびに一連の歴史小説に対して
- 第21回 1987年 宮本輝 「優駿」
第11回~第20回
- 第20回 1986年 井上ひさし 「腹鼓記」、「不忠臣蔵」、藤沢周平 「白き瓶」
- 第19回 1985年 結城昌治 「終着駅」
- 第18回 1984年 伊藤桂一 「静かなノモンハン」
- 第17回 1983年 宮尾登美子 「序の舞」
- 第16回 1982年 南條範夫 「細香日記」
- 第15回 1981年 船山馨 「茜いろの坂」
- 第14回 1980年 黒岩重吾 「天の川の太陽」、渡辺淳一 「遠き落日」、「長崎ロシア遊女館」
- 第13回 1979年 吉村昭 「ふぉん・しいほるとの娘」
- 第12回 1978年 杉本苑子 「滝沢馬琴」
- 第11回 1977年 池波正太郎 「鬼平犯科帳」、「剣客商売」、「仕掛人・藤枝梅安」などを中心とした作家活動に対して
第1回~第10回
- 第10回 1976年 五木寛之 「青春の門」 筑豊編ほか
- 第9回 1975年 城山三郎 「落日燃ゆ」
- 第8回 1974年 新田次郎 「武田信玄」ならびに一連の山岳小説に対して
- 第7回 1973年 水上勉 「兵卒の鬣」を中心とした作家活動に対して
- 第6回 1972年 司馬遼太郎 「世に棲む日日」を中心とした作家活動に対して
- 第5回 1971年 源氏鶏太 「口紅と鏡」、「幽霊になった男」その他、これまでの新しい大衆文学の領域を確立した業績の業績に対して
- 第4回 1970年 柴田錬三郎 「三国志 英雄ここにあり」を中心とした旺盛な作家活動に対して
- 第3回 1969年 川口松太郎 「しぐれ茶屋おりく」
- 第2回 1968年 山岡荘八 「徳川家康」
- 第1回 1967年 松本清張 「昭和史発掘」、「花氷」、「逃亡」ならびに幅広い作家活動に対して